2016-01-01から1年間の記事一覧
死ぬこと以外はかすり傷なんだよ。 この国では案外死なない。 こういう言葉が、ある一定の挑戦をする人たちからは出始める。先日も、ぼくの兄貴分の方にお酒の席に呼んでいただき、 その道すがら、そんな話をした。右手に日本酒、左手にビールみたいな状況を…
母にずっと隠していたことがありました。 それはぼくが料理に興味があるということです。
始めるのは、難しい。 続けるのは、もっと難しい。 やめることも、難しい。けど、 やらなくなることは、とてつもなく簡単で。ブログを書かなくなってから、あっという間に半年近くが過ぎようとしている。
週末、たまったワイシャツの襟を石けんでこすって、洗濯機に放り投げる。 次のワイシャツ、次のワイシャツ、とリズム良く。 洗濯機のスイッチを入れて、洗剤を流し入れる。 無理強いしないような軽やかな香りが漂って、心地よくなる。 ぐるんぐるんと、ワイ…
また、ミスる。それの繰り返し。 ほんと、不器用だ。 「わかりません」 「教えてください」 就職してからというもの、もっぱらこの言葉を言うことが増えている。
「すいません、今日はないんですよ」 「えええ、だってメニューに書いてあるのに?」 仕事を終えて、ひとり焼き鳥を食べながら一杯飲んでいると、隣の席から声がする。
「かまってちゃんですよね、大地さんって?」 と女友だちに言われたことがある。え、どこが。 と返したのだけど、図星である。 しかし理由がわからぬ。 じぶんの気づかぬところでボロを出しているのかと思って、あわてる。 LINEの返信見てれば分かる。 とそ…
大震災が起こった。 たとえば、知ってますか? 暖房器具がなくものすごく寒いとき、新聞を使って暖をとる方法を。 たとえば知ってますか? 家の水が出なくて近くの公園から避難所から運ぶとき、 ジーンズとヒモを使って簡単に重たいものを運ぶリュックができ…
せわしなく日々が続いている。 それでも、土日くらいはいつもお湯を注ぐだけでかんせーいってやってしまっているコーヒーを、ペーパードリップ式に変えてみて、お湯を注いで、こし出すのを待って、お湯を注いで、また待ってを繰り返しながら、ぷつぷついうコ…
2度と敷居はまたがぬとかなんとかあんなに言いながら。 先日地元に帰った。 しょうがないよ、会社の研修だったんだもん。近くまで行ったんだから帰るってのが礼儀でしょ。とかなんとか言いながら。
就活生同士のカップルがいる。 疲れきったリクルートスーツ同士が、安いカフェでお茶をしながらふりかえりと愚痴こぼしをしている。 初々しくていいなあなんて、おじさんは思う。 お互いに前向きに頑張れているとき、ふたりでいることがどれだけ心強いかと思…
話すのが、少し怖くなっていたときだった。 無理してでも、聞き上手になりたいときだった。 だれかの話を無理してでも全部受け止めたいと思っていたときだった。
視野が開けすぎて、逆にブレて決められなくなっちゃった。とくに新しい季節が始まって少し経つと、それは訪れる。 たとえば春。 新しい季節は新しい環境で新しい出会いをたくさん連れて来てくれる。 そして、そのなかには じぶんが今まで考えてこなかったこ…
「話最後まで聞かないよね、あの人」 という声がまったりと本を読んでいるカフェの中、聞こえて来る。 女性、ふたり。そうそうそう、なんかこうね、話聞いてると思いきやなんかこうかぶせてくるよね、こうぐぁばーってね。 ぐぁばーっという手の動きがむかし…
たとえばそれは、ものっすごくちょうどいい焼き色を見つけようとしてトースターをいじっていたら、焼きすぎて真っ黒焦げになることと少し似ているんだろうと思う。 良い仕事をしようとしたときは、つまりそういうことなんだと思う。 ぼくの仕事はさっそく少…
ゆっくり、しかし音もなくだけれど、あっという間に日常は食われていた。 朝8:03電車の中で揺られながら洗剤買わないといけない。 ゴミ袋もだ。 ああ、来週の買い出しもしないとな。 そうだそうだ。 やんないと。 そう思っているじぶんの状態は 決して不快じ…
引っ越すことにした。 就職先の単身寮に入ることになったからだ。まあ、就職せずにフリーターとしていることになっても、来年度からは実家を離れようとは思っていた。 「これはもう処分していいのな?」 ある程度片付けたぼくの部屋に親父が入ってきた。 「…
ごめんって言えばなんでも気がすむと思ってるんだから、ほんとむかつく。 なんて愚痴は、もうすでに630回くらい聞いた。 恋人とケンカしてしまう。 仲直りしようとする。 だから謝る。なぜ怒ってるのか意味はわかってないけど。 「ごめんって言えばなんでも…
フリーターのぼくは、とにかくカフェを使う。コンビニを使う。マックを使う。 原稿を書くために。 打ち合わせをするために。 空いた時間を過ごすために。 小腹が満たす買い物をするために。 そういうとき、小さい財布から現金を取り出すことはほとんどない。…
じぶんよりも若い人の言うことには、どうしても「良いね」って言葉で包んであげたくなる。 先日は定期的に開催しているごはん会。 フリーター最後のごはん会。 高校生、大学生、社会人、のべ20名以上が集まって、食べ飲みをしながらいつものように好きなよう…
人の好きな人をバカにすんな。 という声が彼女から聞こえてきそうだった。 「あんま気分良くなかった」 「できれば、ああいう人と話したくないかも」 と控えめに言っていたけども、いつものその女友達の様子からするとかなり怒っていた。
どういうわけか、最近「理想の人」について話すことが多い。 男3人で飲んでいたときは 「『理想の人ってどんな人ですか?』って聞かれると最近困る」 という話をしていた。 昔はそう聞かれたら不思議なほどスルスルと出たもんだったよね、いやおれは今でも…
「いじめられてるんなら本を読むといいんだよ。いじめられてるときに、図書館行ってたときは、おれ気持ちラクだったもん」 タラコのパスタを口に運ぼうとすると聞こえてきたのは、男2人組みの会話だった。いじめられてたときさ、誰だっけかな、大学の先生だ…
最後ってのが近づくと、最後なんか来なきゃいいって思う。最後が見えないと、早く早くって思う。それは本当に何にでも言えてしまうかもしれない。 昔聞いた、そんな言葉を思い出す。 生きていれば、きっとどこかで会えるさと分かっているけれども、 それでも…
別れの季節ですね。 ブログを読んでいて、うちの恋愛記事人気テーマのひとつとして「別れ」があります。 ぼくは約2年間、たくさんの方々の別れについて聴いて、考え、話してきました。 そこで今までの「別れ」についての記事をピックアップしつつ、今までい…
たしかそう 「顔がめちゃくちゃかわいいけど、性格が全然理想通りじゃない人、顔はかわいくないけど性格は理想通りでどんぴしゃだーって人、どっちがいい?」 みたいな話をぼくらはしていたはず。 いやあ、顔は3日で飽きるよ。 なんだかんだで性格いいほう…
おやすみ という一言がずっと重たく感じた。これが最後の言葉になるかもしれないと、毎晩毎晩、思った。 寝る前に、一度だけケータイの電源を入れる。メールの受信が始まる。彼女からのメールが来る。 「こっちは計画停電が始まったよ」 という内容。とりあ…
もう少しで、フリーターとして社会に出てから1年になる。長い気もしたし、短い気もした。 「自由」だったなぁ。 今日はこんな場づくりをしてきた。
もう結局どうしていいのかわからない。 といった感じだった。 「恋愛に答えがない、ということだけは分かった」 という彼の言葉が、悟ったようにも、悲しんでるようにも聞こえる。 だって一人で生きていけそうだもん。 別れようと切り出されたその日、「どう…
ぼくのお金よ、誰かを笑顔にしたまえ。 といつも思いながらお金を払う。 便利な時代になった。 募金箱を探さなくても、店頭に置いてあるファミポートやロッピーからピピっと操作すると募金できる窓口が何個も見つかる。赤十字 あしなが 東日本大震災 などな…