人生かっぽ

人生かっぽ —佐藤大地ブログ

哲学、言葉、人生観、仕事、恋愛、など人生をかっぽするような物語をつむぎます。宮城県 仙台市を主な活動拠点とする佐藤大地のブログです。2014年からEvernote公式アンバサダー。大学院では政治学を研究していました。

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出会い

「君しかいない」という一途さほど、うさんくさいと彼女は思う

「考えたけど、Aさんしかいなくて」と、なかなかにガヤガヤしたカフェの隣の隣くらいの席で、 男性が話していたのがチラッと聞こえる。 そういう言葉ってのはなぜだかやけにハッキリして聞こえる。「告白してる」 ぼくと一緒にいた女友達が言う。 「だね」 …

遠くのあの人より そばにいる人を好きになってしまう原因は「悩みが出やすい」から

例えば自分の前に2人の異性がいたとして。 めちゃくちゃ好きだけど、たまに用事を作って会う人。 そんなに好きでもないけど、毎日会ってる人。どっちのほうが好きになるか?近くの人になってしまうのは、悩みを自然と出してしまうからだと、思うのです。2012…

彼女はイブに彼氏を手放した。「恋人」でも「友達」でもないカタチにして

おいおい、クリスマスイブにそりゃないだろうよ。 カフェで近くの席から聞こえてきたその言葉だけは、 無我夢中で論文を書くぼくの耳にもはっきり届いて、手が止まる。 「別れたい」 カフェでそばに座っていたカップル 女性がそんな言葉を切り出したのはさっ…

「最近同じ人としか話していない」と思ったら読む本

もうずいぶんしばらく前になるのだけど、夏場にあまり人と会って話ができていないときがあって。 そういうときに、ふと手に取った小説「阪急電車」を読みました。阪急電車 (幻冬舎文庫)作者: 有川浩出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2010/08/05メディア: 文庫…

ヨリを戻しても彼女らがダメになったワケ

「ヨリ戻したんだけど、結局は、またダメだったんですよね」 とその女性が切り出す。Pasta with tomatoes / Luca Nebuloni ヨリを戻したことは彼女から聞いていた。[ヨリを戻す] 一度別れた二人がまた一緒になること。[糸をヨル] 2つの糸をねじり合わせて、…

自分を遊んだヤツを見返したかっただけだった

片思いか恨みか彼女には分からない。 けど、なんとかして彼を気にかけさせようとしていたのは確かだった。 告白した。 けど、フラれた。あっけなくフラれた。 最低だったのはそれからだった。さくらの滝 / alberth2

彼女は昔の恋にすがりたいだけだった。結局

四年の恋愛というのは大きい。 ああ、と彼女は思う。 ノートの間に挟まっていた映画の半券がふと落ちてきたから。 一体にして、どっからどこまでが自分のものか相手がくれたものか分からない。 別れてしばらく経つのに、気を抜くと昔の彼氏の面影がひょっこ…

自分をふった男に復讐して彼女が気づいたこと

「絶対に忘れられないようにしてやる」 と彼女は思った。 「ごめん、他に好きな子ができたんだ」 と彼は平然と言ってのけたから。 その子どんな子? わたしのほうが考えてるよ? もう一回考えなおさない? 泣きすがることもできた。 けど、彼女はそうはしな…

誰が好きなの?決められないなら、髪を切りに行くのはひとつかもしれない

「どちらにしようかな」 なんて言うポップさで恋がうまくいくなら、こんなにも人は悩まない。 「どっちも大事なんだ」 だから彼女も悩んでいた。Baklava, Pomegranite Ice-Cream, Mastic-flavoured Custard - degustation - Ottoman Cuisine / avlxyz

運命の出会いなんて、ねえんだよバーカ

本気で好きだから付き合い始めたのか? という質問に答えるなら、それは違う、というしかない。「運命の人」 そこまで言うと大それたことかもしれないけど 出会うなら、そういう人と、と彼が思っていたのも確か。Project 365 - Day 124 TOMATOES, OVER 30,00…

ここにいよう、雨の朝は

雨の朝 その言葉の次は、どこか物語が続いていく。 そこにいるひとを想像する。 雨を見ながら本を読むひと。 雨の音とジャズが入り混じる音を聞く人。 雨の窓から差し込む光を何をするでもなく見る人。 何かこれから始まるような、そのままそこで待つような …

チャラいから合コンに行ってる男も女も、たかが知れてるってよ。

腹が立っていました。 「だいたい合コンなんて行ってもさ、 そういうとこに来る人なんてたかが知れてるんでしょ。」 そう言った知人に。 その人に対して、彼女は「ナルシスト」と言いました。bitter melons / kuromeri