例えば自分の前に2人の異性がいたとして。
めちゃくちゃ好きだけど、たまに用事を作って会う人。
そんなに好きでもないけど、毎日会ってる人。
どっちのほうが好きになるか?
近くの人になってしまうのは、悩みを自然と出してしまうからだと、思うのです。
ふられたんだ、と
飲み会の席でA君が浮かない顔をしていたので、声をかけたら、
まさに顔に似つかわしい返答が返ってくる。
以前からA君と好きな子の話を聞いていたぼくからすると、
A君が好きだった彼女もまた、同じように
A君のことが好きなように思えた。
それは、A君の自惚れなんかじゃない。
2人で
遊びにも行くし
飲みにも行くし
部屋に遊びに行ったりもする。
ぼくも「もうそろそろ付き合ったら?」というような状況。
それが。
「なんで?」
「自分が悩んだり困ったときに話したくなった人は、自分じゃなかったらしい」
同じ会社の人だって。
「一緒にいたら楽しいし好きだったんだけど、
自分が滅入ってるときや落ち込んだときに
話聞いてくれた別の人が好きなんだって思った」
と言われたらしい。
おれだって話聞いてあげることできるのに、と言うA君。
ぼくには何となく分かる気がする。
彼女がどうしてA君じゃない人に話したのか。
そして、A君じゃない人を好きになってしまったのか。
近くにいる人のほうが関係は強くなりやすい理由
Pink lollipop(Strawberry flavor!) / "KIUKO"
いくら一緒にいるときは楽しい人でも
いつも何気なくそばにいる人には勝てない。
そういう現実をたくさんの人から聞いてきました。
好きだったのは、確かなんです。
それはウソじゃない。
じゃあなんで?
それは
近くにいれば、たくさん悩みを受け止められるからです。
どうしよう
ふさぎ込んだ時
そばにいて、その姿を見ている人の方が話しやすい。
それはたとえ好きだなんて意識していない人でも。
じゃあどうして、好きな人に相談しないのか、悩みを出してくれないのか?
普通考えたら、好きな人にこそ受け止めてもらいたいと思うはずなのに。
悩みは「出す」ものではなくて「出る」もの。
Long-tailed Blue / coniferconifer
悩みっていうのは、
誰に言えばいいのだろうかと
なかなかに相手を選ぶこと。
そりゃ頼りにしたい人や好きな人にこそ出したいとは思うもの。
けど
付き合ってもいない人に
「悩みがあるんだ」なんて言いづらい。
「めんどくせえ」と思われたらどうしよう。
嫌われたらどうしよう。
そういうふうに考えて、なかなか言えないでいる。
こっちとしては、むしろ喜んででも聞く準備が出来ているのに、それが伝わらなくて、何も言えない。
悩みを出そうと思った相手に、素直に出るものではない。
相談してもいいのかな?
って悩む。
そうして悩んでいる間に、ちょっと声をかけてきてくれる人にいつの間にかそのついでに悩みを話してる。
一度話したから、また話す。
また話すからいつも話す。
もうその人がいないとたまらなくなる。
結局、それが好きな気持ちをつくっていくことになる。
好きだからこそ、迷惑に思われたくない。嫌われたくない。
その気持ちが、悩みを出すことをためらわせ、諦めさせ、
ついには、そばにいる人と話している拍子に、出る。
それが、悩み。
じゃあ、そばにいれない人は、
最初から白旗を振るしかないのか。
何気ない会話で、いいんだ。
maple tea / "KIUKO"
いつも好きな人のそばにいて見てあげられるわけじゃない。
けど、何気ない会話からいつもそばにいることを感じさせるくらいはできるんじゃなかろうか。
「これ美味しかったからおすすめ」とか
「この芸人面白い」とか
「この前教えくれた場所行ったよ」とか
何でもないことで良いのだと思う。
「いつでも話したらいいよ」
そういう扉をこちらから開けておくことを見せるのが、
何よりの安心感だと思う。
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