久しぶりに文章を書きたくなった
久しぶりに文章を書きたくなった
から、急いで家路につき、言葉が逃げないようにとすぐにiMacの前に座り込んで、電気もつけずにこの文章を書いている。
文章を書くと、感傷的になる。
でも、文章じゃないと伝えきれないことがある。
今、ポッドキャストもやっている。音声には、音声にしか伝えられないことがあると思っている。
だから、ポッドキャストをずっとやりたくてポッドキャストをしている。
けど、やはり、それでも、文章でしか伝えられないものが、ある。
なんか有名なアブちゃんの動画みたいな言い方になってしまった。
(知らない人は、「アブちゃん バイオレンス」で調べてね)
文章を書くときは、1人だ。
こうやってタイピングしているとき、部屋の中に響き渡っているのは、自分がキーを叩く音だ、
調子がいいときは、調子がいい音がなる。
それを自分で聞いて、ますます調子がよくなる。
けど、音がそれしか流れていない。
耳は
自分の内側にずっと傾けて、音にしない声を拾うように、拾うようにと、とにかくずっと傾けている。
文章は孤独なのです。
とにかく、孤独。
だから、テンションは、静か。とにかく静か。
だから、ぼくの文章しか知らない人と会った時、テンションの違いでびっくりされたものだ。
そんなにふざけるんですね、と。
どちらかと言えば、文章を打っているときの自分は孤独な自分を外に出したまんまの形をしているので、勘違いさせたくないと、文章以外で自分を伝えられることを何度も何度も模索してきた。
あった。たしかにあった。
けど、それはそれ、これはこれ、だ。
みんなでお酒を飲んでいるときの自分と、ひとり電気もつけないで部屋の中にいるときの自分がまったく同じひとのほうが珍しいだろう。
ここまで書いていると、だんだんと何を書きたくなってきたかは忘れてしまったけれども。
でも、これでいいのである。
夕暮れ時、ひとりで散歩しながら感傷的になっている自分を、突然書きたくなった。
それだけで、文章を書く理由なんて十分なんだと思う。
読み返すと、実にポエマーですが、こういうものなのだ、文章なんて。
さて、ネギでも刻むか。