僕は「フリーター」を一生懸命やったから「就職」が見えてきた
もう少しで、フリーターとして社会に出てから1年になる。
長い気もしたし、短い気もした。
「自由」だったなぁ。
今日はこんな場づくりをしてきた。
経営者とフリーター。
ある程度お互いに好きなことをやってはいるんだけど、
フリーターの場合は基本的に誰かを雇ってはいないので、「守る」という感覚が薄くて。
本当に自由だなあと思う。
他にも自由なことがいっぱいある。
フリーターとして生きていくと
じぶんが思った通りに1日が動いていく日がほとんど。
なんせフリーター。「自由な人」
服装も自由だし、
起きる時間もシフトによってまばらだし、
休みたいなと思えばシフト入れない。
やりたい仕事をやりたいときに選んでいく。
皮肉でもなんでもなく、理想的な働き方だと思う。
けど、ぼくは就職を選ぶことになって。
なぜか。
できれば人生楽しいほうがいいから。
それがやっぱりデカイ。
あとはMっ気が出てきたからかな。
就活し始めたときは、「やっぱりきちんとした収入得られないと生活の基盤なくて長くは生きていけないんだろうなぁ」と思っていて。
つまり理由は収入で。
だから、就活しよう、就職しようとしていたのだけど。
けど、どうだ。
なんだかんだで
フリーター、生きれんじゃん。
と。
そりゃ、周りの助けもある。
実家にいたことで家賃や食費は助けられていた。
けれど、それがもし無かったら、シェアハウスなど使えば安く済むことはできたし、都市圏に住んで仕事を増やし収入を増やすこともできた。
そうやって、カツカツなのかラクラクなのか分からないけど、きっと生きられた。
保険料もきちんと納めてるし。
それでも。
就活途中で見えてきたこと、それは
じぶんがやりたいこと、楽しいこと徹底的に、そして最短のルートでやるには、就職したほうが早い。
ということ。
ぼくが実現したいことは、地域のコミュニティ機能を作り出してインフラのような力をもたせること。
そうすることで、合併なんかで縮小してしまった行政や、ニーズが多様すぎて手の回りきらない議会の機能を代わりに担っていく。
残念ながら、冷静に考えてぼくには今のところ、そのやりたいことを就職せずに実現させる能力がない。
別の言葉で言うと、就職したほうが早く実現できる。
企業名を書くのは控えておくけど、そこは世界でもトップクラスの情報流通業。
大企業の中でたっぷりある人、モノ、資金、場所を使って、助けてもらいながらやったほうが早いということに気づいた。
そうすると、
「稼げてるからいいじゃん」
なんて言葉で割り切れなくなってきた。
もっと楽しくするには、就職すべし。
そう思った。
こういうことを通して、
ぼくのフリーター生活は、就職につながっている。
むしろ、就職する。
フリーターと就職のはざまで揺れ動いて、導き出した答えはこうだった。
「楽(ラク)」だけ欲しいなら、「フリーター」がいい。
けど、
「楽しい」が欲しいな、もっともっと欲しいな、と思うと、「就職」したい。
「楽しい」を求めると、「楽」に逃げてはいけないなぁと、あるところから思う。
俳優の山田孝之さんが言っていたけれど
「楽しむために楽をしない」
楽をすると、その瞬間は心地がいい。
二度寝みたいな感覚。
けど、それもあるところから冷めていく。
罪悪感と、切迫感。
そしてまた、別の楽なところへと逃げようとする。
そしてそこでも罪悪感と切迫感。
そしてまた…
だとすると、最初しんどくても前向きな新しいことを得ようとしたり突っ込んだほうがいい。
それを楽しくする方法を見つけたほうがどんどんたのしいことが増える。
それが、ぼくが就職を選んだ理由。
自由を楽にするのも楽しいにするのも、じぶん次第。
就職先でいやなことがあって泣いて帰ってきたら、ヨシヨシしてください。
人生をかっぽしよう
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