人生かっぽ

人生かっぽ —佐藤大地ブログ

哲学、言葉、人生観、仕事、恋愛、など人生をかっぽするような物語をつむぎます。宮城県 仙台市を主な活動拠点とする佐藤大地のブログです。2014年からEvernote公式アンバサダー。大学院では政治学を研究していました。

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キライな人が多い人へ キライな人とこそ距離を縮めるとストレス減ります

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人の好き嫌いは多いほうだと思います。

「あの人キライだな、近づかないでほしいし、近づかないようにしよう」
これを一番思ったのはフリーランスで仕事をしているとき。
キライな人とコミュニケーションをとらないといけなくなる。


一緒にいるだけで気分が悪くなる。
無性に腹が立ってくる。
きつく当たってしまうし不親切になる。


元来の人見知りであることに加えて
ワガママで何でも自分の思い通りにしたいので
思い通りにならない人をすぐに嫌がります。


どうやったらキライな人と付き合えるようになるのか。
実のところ、ぼくが思っていたこととは逆でした。


「逃げようとするからダメなんだよ。
 むしろ近づくことだよ」


キライな人とこそ、距離を縮めたほうが、ストレスはない。
そんなことを教えてもらったのです。

たいやき
たいやき / saksan



ぼくは仕事をしている上で、ある人がどーーーーーしても好きになれなくて
そしてどうやら相手も自分のことを好きじゃないらしいことが
周りの人の話からわかってしまいました。


相手が自分のことを好きじゃないならなおさら。
ぼくの相手を嫌う気持ちもさらに強くなりました。


できることなら逃げたいのは山々だったのですが、
仕事をする上で、どうしても話す必要があります。


仕事を前に進めたいなら話さないといけないし
前に進めたくなかったとしても、
ぼくが話さないことで、
周りに迷惑がかかってしまう。


八方ふさがりの中、ストレスばかりがどんどん重なりました。


taiyaki / 鯛焼き  たいやき ひいらぎ
taiyaki / 鯛焼き たいやき ひいらぎ / [puamelia]


「逃げようとするからダメなんだよ。
 むしろ近づくことだよ」


人間関係にあまり苦労していなさそうな女友達がいたので
その人に相談したときのこと。
彼女はケロッとしてぼくに言いました。


人間関係にあまり苦労したように見えない彼女でしたが
実は探れば探るほど、人間に対して負な気持ちを持っていて
それまで聞いていなかったからわからなかったのですが
「あの人いなくなってしまえ、とか普通に思うよ(ニコッ)」
とか言っていたので逆にこわくなりました。


そんな彼女が言う解決策が
「距離をむしろ縮める」
それはどういうことなのか。


距離を縮めるとは

Taiyaki
Taiyaki / jetalone


彼女が言うのは
「距離を縮める」ということは
その人に関する情報を増やすということ。


「別にそれは何でも良い。
 犬が好き、猫が嫌い、毎週土曜日に買い物に行く、どこに住んでいる、とか」


そうすると、その人が自分が知らないところでどんな生活をしているのか見えてくる。


そうやって相手の情報が増えると
だいたい相手っていうものが見えてくる。


「キライだから見えないわけじゃないんだよ。
 見えないからキライな気持ちが強くなっていく」


あるいは相手がすでにやったことが、どうしてやったのか予想するようになる。
その予想が当たらないとしても「あいつ理解できない」という言葉にはならない。
「どうせこういう風に考えたからなんでしょ」
くらいのレベルにはなる。
それはある意味「相手の立場に立つ」ということにはなっている。



距離をとることはあなたを苦しめる

だったら距離をとって話さなければいいじゃん
という風にも思われるのですが、それはむしろ逆効果になります。


「距離をとったって
 どうせどこかで会う可能性が高い人もいるでしょ。
 働くようになったときに、距離を取るなんて解決策は許されない」


しかも彼女が言ったのは
「誰かと距離を取ろうと思うと
 その人の影がチラホラすると
 そのたびに緊張してストレスでしょ。
 だったらもはや遠ざけるんじゃなくて
 近いところにいたとしても
 ラクになる道を自分で探したほうが早い」


たしかに、
「あいつ今、そばにいるな。
 なんか話しかけられないかな。
 なんかそばにいられるだけでも不快だな。
 あーなんかイライラする」
という状況になってしまう。
実際に話さなくても、
近くに来たら避けようと緊張状態にあるだけでも、ストレス。
SNSに流れてきただけで、ストレス。


「いちいち考えただけでイライラしてたら
 こっちが損するだけだよ」


そんなわけで、彼女の言うように
距離を取ろうとして話さないことが
むしろストレスを強くしていたのでした。



相手が好きになるわけじゃない


タイトルなし
タイトルなし / nanik0re


それでも彼女は
「相手のこと? 好きになるわけじゃないよ?」
と言うので、
「え、じゃあキライなままなの?」
と聞き返すと


「いや、好きでも嫌いでもない
 どうでもいい相手になるだけ」
と、ばっさり。


そう、「好きか嫌い」で人間関係を振り分けようとするから
好きではない相手がキライになってストレスに感じるわけで
彼女の場合は、相手のことをよく知ることで相手を把握はするけれども
結局のところ「どうでもいい」という箱にポイっとしておくわけです。


これ、けっこう女性が得意みたいです。
好きでも嫌いでもなく、いわゆる「無」の状態。


とても役に立った話だったのですが
ドライすぎる彼女にぼくは少しビビったのも事実です。


人生を、かっぽしよう
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