人生かっぽ

人生かっぽ —佐藤大地ブログ

哲学、言葉、人生観、仕事、恋愛、など人生をかっぽするような物語をつむぎます。宮城県 仙台市を主な活動拠点とする佐藤大地のブログです。2014年からEvernote公式アンバサダー。大学院では政治学を研究していました。

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説明したじゃん!話を聴かない後輩を変える一撃必殺を上司に教えてもらいました

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「あ、え、何でしたっけ」

え、それ説明したじゃん。
聴いてなかったのかよ。
メモきちんと取っとけよ!

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バイトの後輩に話したはずの業務が
まったく耳に入っていない。


前にも説明したよね。
と言いたい気持ちを抑えて
ぼくの口はどんどん話すことに慣れて行く。
なんだか何度もショーを繰り返す、
遊園地のお兄さんみたいだ。
果たして後輩は聴いてくれているのか……
「良い子のみんなー?
 聴いてるかなー?」
とでも言ってやろうか。



確かに事務方のバイトをやっているときは
書類の場所から機材の動かし方、ものの名称まで
覚えて使えないといけないことがたくさんありすぎて
一度聞いても、おぼえることがとても難しかったのです。


ただ、どうしてだ。


ぼくは
上司から仕事を教えてもらったとき
きちんと聴いていたよな。


この違い。

Ballpit
Ballpit / adactio




この真剣さ具合の違いは何だろう。


単なる真面目さの違いか。


どうしてぼくは聴こうと思ったんだろう。


こんなんじゃバイトでチームつくるなんて無理じゃん!


上司に仕事を教えてもらったときにヒントを求め
じっくりそのときのことを思い返してみる。
すると
どうやらこれらしい、と思うことが浮かんでくる。


Feeding and Teaching
Feeding and Teaching / Andy Morffew


「これ、次は他の人に佐藤くんが教えてね」


これ。
これを何度も言われた。


これを言われると


プライドの高いぼくとしては
教える自分が分からなくて、
上司にいちいち確認している姿は
カッコ悪い。
だから説明されるときに
聞き漏らすまい、
不明点は残すまい、
と思っていたのです。


聴くときに、自分の責任だけじゃなくて
他の人に対しての責任もかかってくるから
「自分が聴かないと他に迷惑がかかる」
と余計に緊張感が増すんです。


これだったか。


Baby Jazz Apples
Baby Jazz Apples / The Marmot

気付いたぼくは、そこから
後輩に説明する前には

「今から説明することは
 後輩が入ってきたら
 ◯◯さんが今度から教えてね」

と言ってから説明するようにしました。


すると、聴く姿勢はかなり良くなりました。


「教えてね」を言う前は
一度説明したことを
何度も説明することが多かったのですが
言うようにしてからは
格段に聞き返される数は減りました。
いざやってみて
「あれ、これなんだっけ?」
ということはあっても
やる前に話を聴いてなくて
「あれ、これなんだっけ?」
は激減したのです。


しかも、これに加えた効果としては
バイト同士で教えあうときの正確性がかなり上がり
単純に話を聴いてないことによるミスも減るようになりました。


ただ、いざ実践するとミスが出たりするものですが
その防ぎ方はまた別の機会に。


まずは、こうして
「次は教えてね」
と伝えることで話を聴く責任感を
植え付けることができたのです。



前回の話を読む


バイトでも組織を変えてやる そのために僕に明らかに欠けていたひとつの考え方 - 人生かっぽ — 佐藤大地のブログ


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