後回しで最後にはギリギリな自分にサヨナラするには「弁当箱の洗う習慣」にヒントあり
もっと早くやっておけば良かった…
提出物、申し込み、手続き、与えられた仕事……
やらないといけないことを後回しにして、結局ギリギリになって焦る。
それは怠け者の自分にはよくあることです。ほんと。
その自分を少しずつ少しずつ前倒しでできるようにしたのは
母がある日ぼくに対して言った、
弁当箱を洗うことを習慣づけるための言葉
「ついでに」「ちょっとだけ」
これが大事でした。
「ギリギリでも失敗じゃなければいいや」が、ついに
「あんたまた弁当洗ってないでしょ。明日作らないからね」
「はいはい」
後でね、後で。大丈夫、後でも、たぶん、できるし。
ちょちょいのちょいですよ。
高校のときに母によく言われた言葉。
それを言われても
あとでいいや。大丈夫。
高校のときのぼくは、家に着くと弁当箱をバッグに入れたまま。
で、夜寝床についてから目を閉じると、ふと
「弁当洗ってない!」と気づいて
慌てて洗い出す。
まあ、それで反省するならカワイイもので、
そんなのは「失敗」じゃなく「ギリギリセーフ」の範囲。
危ねえ危ねえ、と一安心して寝床に戻り、
次の日、その次の日も繰り返す日々です。
今思えば、
いろんな「やらないといけないこと」を後回しにする人間だったと思います。
弁当を洗わないことだけじゃなくて。
たとえば、重要書類を提出するとか、課題に取り組むとか、申し込みや手続きをするとか。
ささいなことなので、「まあ後でいいや、すぐできる」と思うんですが
すぐできるから、ギリギリまでやらない。
で、気づいたときには、
けっこう時間や手間ヒマかかることが分かって
予想以上に時間かかり、時間ギリギリかオーバーになってしまう。
そんなギリギリ人間でした。
ただ、そんな「ギリギリセーフ」の日もついに、終わりを迎えます。
洗い忘れてしまったんです。弁当を。
そのときに、次の日朝起きていくと母親が烈火のごとく怒っていまして。
というか無言で黙っていまして。
これはもう、大きな過ちを犯してしまったのだと気づきました。
母にとって、弁当箱が洗われていないというのは、一大事だったわけですね。
このときから、
弁当を洗ってないときの母はヤバイ、
何とか洗い忘れのないようにしないと、
と思ったわけです。
母の一言が弁当箱を洗う習慣をつける
Skyseeker original calendar. / skyseeker
ただ、だからと言ってすぐに行動が変わるわけではなく。
「弁当は?」と母親に言われると、今度はビクビクしてすぐに洗うようになったくらいでした。
自分から洗う習慣はついていませんでした。
結局、やらないといけないことを後回しにする自分はそのままだったわけです。
けど
そんなぼくをついに見かねた母親が言った一言が、
ここからの弁当ライフに大きな衝撃をもたらしました。
その一言というのが、これ。
「あんたね、晩ご飯食べに来たとき、ついでに弁当箱をバッグから出してきなさい。
そしたら、食べ終わったときの洗い物と一緒にちょっと洗えばいいんだから」
この言葉に、ぼくは「そっか!」と気づかされました。
このアドバイスはぼくのスケジュールをうまく利用していて、
ぼくは、家に着くとすぐに晩ご飯だったので、バッグを下ろしたら晩ご飯直行でした。
これなら、わざわざ晩ご飯食べた後にバッグから弁当箱を出しに行くことも無いし
食べ終わった後に、他の洗い物と一緒に洗ってしまえば良い。
やらないといけないことを、そのためだけに時間をさくのではなく
他の行動と一緒にすませてしまえというスンポーですね。
これは劇的にぼくの弁当箱洗いの習慣を変えました。
それまでおそろしいほどの苦しみだった弁当箱洗いが、なんでもなくなりました。
「ついでに」「ちょっと」やる
とは言え、この弁当箱の一件で
やらないといけないことを後回しにするクセが全部解消されるほど
世の中はハッピーにはできていません。
この先何年も、ギリギリ人間は弁当以外は相変わらずでした。
けど、あるとき、重要な提出物の提出が間に合わなくて
「なんで早くやらなかったんだ!」と後悔したとき、
ふと、「弁当箱を洗い忘れしないコツ、使えるじゃん」と思い出したんです。
このコツ、あらためて思い返すと何がスゴイかって言うと
「ついでに」「ちょっとだけ」やる
ということにあります。
「ついでに」やる、となぜ良いのか。
後ででもできる「やらないといけないこと」は、
弁当箱だけを洗うことと同じように
それだけをやろうとすると、意外と大変に感じてしまいます。
重い腰をあげ、水道にむかうわけです。冬場ともなれば冷たい水との闘い。
だから、何かを洗うついでのように、
どこかに出かけたり、何かを申し込むついでに、一緒にやってしまう。
また
「ちょっとだけ」やる、となぜ良いのか。
バッグから弁当箱を出して、洗って、をやるだけと考えがちですが
それをやろうと思うと、スキマ時間ではやりきれないこともあります。
そうすると、後で後で、が始まります。
だから、バッグから出すことと、洗うことを別にしました。
たとえば、何かを申し込むときは
申込書を書くことと、それをどこかに出すことは分けてちょっとだけ進める。
そうやって、「弁当箱の洗いもの」方式にしたら、少しずつ色んなことが後回しにならなくなってきました。
やらないといけないこと
というのは、いろんなところで出てきます。
そのときに、後回しにしてギリギリに余裕なくやるような危なっかしいことはしない。
ぼくの根っこには、この弁当箱の洗いものの経験がいつもあります。
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