人生かっぽ

人生かっぽ —佐藤大地ブログ

哲学、言葉、人生観、仕事、恋愛、など人生をかっぽするような物語をつむぎます。宮城県 仙台市を主な活動拠点とする佐藤大地のブログです。2014年からEvernote公式アンバサダー。大学院では政治学を研究していました。

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ぼくらは生涯かけて誰かのGoogleになるべきだ

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昔はぼくが母に質問していたのだけど、今は、母が、ぼくに質問する。

「なんでここDoesなの?Doじゃないの?」


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「あのね、ここは、主語がyour stomachでしょ? だからだよ」
「『あなた』ってあるんならDoでしょ?」
「ううん、それはさ、youのときだけ。Doを使うのは、I,you,複数の人や物事のときだけ」
「なんだかよく分からん」
「ちょっと書くから。見て、これがこうで、こいつとこいつがくっつくわけよ」
「トシとると覚えづらくなんのよ」
「トシのせいにすんなよ」


最近は、母に聞かれたときに英語を教えてて。
母が、2年くらい前に英語を始めたから。


昔は、僕が母に
「教えて教えて」って何かを質問していた。
そして「聞いて聞いて」って話していた。
幼い頃のぼくにとって母親ってのは、親父が単身赴任のもあって困ったときに頼るべき人で、Googleみたいなもんだった。


不思議なもので、今は自分が母に教える立場になるときがある。
母だけじゃない、他の人に対しても教える立場になる。



たくさん勉強して、立派な人間になるんだ、世の中を変えてやるんだ、
と大学に入ったとき思っていたし、今でも少し思っている。


立派ってなんだ。
世の中ってなんだ。
あくせく「世の中」のために頑張ってみた大学在学中に、ふとそれを思った。


「あんたらを大学まで行かせて良かったわ。今じゃ、あたしが一番知らないこと教えてもらってる」
我が家で3人姉兄弟(きょうだい)揃うと、たまに母が言う。


大学在学中に自分で団体を立ち上げ、それを法人化したいと言ったとき
母含む家族みんなに反対された。
けど、「あんたはその団体の活動のおかげで人の話を聞くようにはなったね」
ということは認めてくれていた。



母にとって、いまぼくはGoogleみたいになれてるんだろうか、
英語だけじゃない。
何か分からないときに教えてもらったり、
不安になったときに頼れる存在になれていたりするだろうか。


そして世の中の誰かにとって、いまぼくはGoogleみたいになれているんだろうか。
頼ってばかりいる人間が、少しはいろんなことを学んで頼ってもらえる人間になれているのだろうか。


本物のGoogleのような大いなるサービスだったり製品だったりは作れないかもしれない。
けど、自分自身、誰かにとってGoogleのような
困ったときに、どん、と受け止められるような
大いなる人間ではありたいな、
とは思う。
そして、それならば生涯をかけてできるはずだし、目指したいと思う。
人間が生きていく上で一番幸せなことはことは、
そうやって誰かに必要とされて、それに身を尽くすことだと思う。




とりあえず、あなたの息子は英語くらいは教えられるようにはなりましたよ。
こうして教えている英語が、いつか国際貢献のひとつに役に立つと信じて。とかっつって。


まだ、「Google」の「G」ぐらいですけど。


人生を、かっぽしよう
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