「連絡ほしい」SNSをチェックする彼女という重荷が彼を苦しめる
「おれのSNSをチェックしてんの。彼女。
で、自分に連絡しないで、
おれがSNSで投稿したりコメントしてたり、
誰かにかまってるとムスッとするんだよね」
時代は一昔前と違って、
「今日誰とどこで何してたの?」なんてこと
聞く必要がなくなってきているのかもしれません。
インターネットの空間を見れば、
いつ誰とどこで何をしていたのかが
手に取るように知ることもできる時代になり。
男女の嫉妬や束縛も、それと一緒に変化してきているみたいです。
「あなたが嬉しいとき、辛いとき、伝えたいと思う相手が世界で一番私が最初でありたい」
その想いはときに、大切な人をつぶしてしまいます。
「さすがに、重いでしょ」
と彼が言う。
「う〜ん」ぼくは歯切れの悪い返事をする。
「そこまで重たい人、いないよ。マジで無理だなあ」
彼は言ったけども、そんなことはない。
連絡がない彼のSNSをチェックする。
みんな素知らぬ顔をしているだけで、本当のところは気になってしょうがない人は多い。
現に、ぼくは彼の言う「重たい人」に当たる人を結構な数見てきました。
「男は最初の男になりたがり、女は最後の女になりたがる」
なんて言葉があるけれど、連絡に関してはそうじゃない人が多いみたい。
「最初がいい」
楽しいことがあったならば真っ先に連絡くれるのが自分だったら嬉しいし、
辛いことがあったら一番に自分に打ち明けて欲しいと願う。
「自分には連絡をくれないけど、SNSには楽しそうな投稿したり写真あげたりしてる」
自分にだって、連絡欲しいのに。
見えるからこそ、悩みは強くなるばかりだし、
もしかしたら仕事かも、忙しいのかもなんて
自分を傷つかないように嘘をつくこともできなくなってしまった。
相手には言わないけれども、ひっそりとSNSを見て、どんなことをしているのか見ている。
だんだんと孤独な気持ちを感じる。
わたしは、必要ないんじゃないの?
いつも真っ先に自分に連絡して欲しいとか
10回に一回は連絡して欲しいとか
そういう規則性みたいな話でもないから、
いつどんな連絡をすればいいかなんて言う決まり切った話でもない。
だから、相手が義務感で自分に対して最初に連絡してくるのが見えると、逆に冷める。
この間合いはなんとも難しい。
だから求められる側としては、困る。
IMG_6361 苺ショート (wiggle 3D, look at the original size) / yoshing_BT
ただ、ぼくは
「最初がいい」
と願ってしまうことに思うのだけど
どれだけ喜びも辛さも真っ先に分かち合いたいと思っていたとしても
大切にしたいことは、「人には人の、それぞれの役割とタイミングがある」ということ。
大好きなイチゴを食べる順番が人それぞれに違うように。
例えば自分に何か悩み事があったときには
父親、母親、あるいは友人とか、相談する人が決まっていると思います。
けど、じゃあ相談しない人は嫌いなのか、と言えばそうでもない。
人には人の、受け止めてほしい話っていうのがあります。役割があるんです。
好きだから、間を置くときだってある。
もうちょっと形になってから、と思うときもある。
その役割を、欲張って独り占めしようとすると、相手はストレスになる。
「話さないと」「伝えないと」と思った義務感の言葉ほど、中身のないことはないんです。
「いつでもいいよ」と言っているのに、自分から伝えに来てくれる。
「いつか」は人によっては「ずっと無い」かもしれないのに
「いつか」を自分から作ってきてくれる。
その軌跡みたいな気持ちに、そもそもぼくらは嬉しいんだろうと、思います。
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