ミニチュアにして持って帰りたいまちに行ってきた【東京 西荻窪】
ミニチュアにして持って帰りたい。
このまちを。
左を見ても
右を見ても、ギシっと詰まっている感じが強い。
他の駅と比べて、「面白そうなもの、とりあえず詰め込んでみたよ」って感じがなんとも微笑ましい。
東京 西荻窪駅に降りたって今日は楽しく散歩する。
ギリギリ「東京都区内」だそうで、
新幹線切符の「東京都区内」と書かれた乗車券で、東京駅で降りた後、中央線に乗るならギリギリここまでなら来れる。
だから、
西荻って呼んでるひとがいたら、それは西荻窪の玄人(くろうと)さんなんだろうし、
西荻窪と律儀に呼んでいたら、それは素人さんなんだろう。
そう思って、気安く西荻と呼ぼうなんてことを思う。
西荻は駅中心部からすぐに商店街が見えるのも特徴で。
アーケード、というか、軒下の続く通りが、「おいでおいで」しているように思ったので
匂いにつられるように、そっちへと歩いていく。
駅を出て、すぐこういう店なのも、堅苦しくなさを感じてしまう。
生活用品や、料理をちょっとプラスするものが売られている。
「あ、今日シチュー作るのにあれ買うの忘れてた。
ちょっと帰りにあそこで買ってから帰るか」
そんなふうに使うのかな。
妄想族 大地の妄想は止まりません。
田舎暮らしの人間にとっては、こういう、生活感と一緒にある便利さを、とても愛らしく、親しみやすく思ってしまう。
築地の軒下通りに似ている感じもあるけれども、そこまでガヤガヤしているわけでもない。
地元宮城で言えば、石巻がこんな感じに近い。
けれど、石巻よりも人が建物からひょいっと出てくる感じがする。
だからだろうな、なんとなく笑いかけたくなって歩く感じがするのは。
なんとも愛らしい一場面が目に入ったり。
西荻窪、すごく好きなまちだった。#西荻窪 #東京 #アーケード通り #まち歩き#だいちぃ散歩
そのまま道沿いに歩いていくと
軒下の通りは終わってしまう。
けど、通りに面してお店同士が仲良く方を並べる姿はずっと続く。
ひとつひとつのお店が、「おしゃれ」というよりも「かわいらしい」という感じで、立ち並ぶ。
材質的には古いのだけど、その古さを楽しんで活かすデザインをしていて
逆にそれが「モダン」な感じを出す。
ひとつの話で言えば
こういうモダンな感じがするのは、どうしてかな、と調べると
西荻窪は東京の西側に位置する。
これが大切で。
西側には港町である横浜などから海外の文化がたくさん入ってくる。
そうして、雑貨店やカフェの文化が育ってきた、とか。
歩いていて思うのだけど、駅に向かう人、駅からやってくる人が、ずんずん交差する。
そうか、そういうひとたちの交差する横で、
こういうお店が
「いってらっしゃーい」「おかえりー」「どこ行くのー?」「今度は寄っていってねー?」
なんて語りかけてくる感じが、ぼくにはすごく親しみに感じたんだな。
この通りを中心に、枝葉のようにひとの生活エリアが伸びる。
店々は、そういうひとたちの日々の休息だったり、物足りなさを受け入れてきたんだろうなあ。
この道を通して送り出し、この店を通して出迎える。
**
奥まったほうに入って行くと、どんどん道は細くなる。
そこで、セブンイレブンで、まだ飲んでないカフェオレがあるのにテンションが上がってしまい、入店。
ぼくのいる宮城にはまだないのです。
仙台では見たことないです。気仙沼にはあるそうですブクマ情報感謝
どうせならカフェ行けよって後で気づいた。
ただ、こういうまちの中で、入り慣れたセブンイレブンに入るあたり、自分は「全国民」なんだなあと、思ったりもする。
ミニチュアにして持って帰りたいまち、西荻窪。
もう少しせかせかしていないときは、ゆっくりどこかのお店に「こんにちは〜」なんて語りかけながらお店に入っていきたいな。
こういう奥まった構図を見ると、こんな感じで撮ってしまうのは、クセなんだろうか。
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