祈りが立ち並ぶ祭り仙台七夕 #宮城へようこそ
仙台駅に降り立つと、その独特のかたちが迎え入れてくれる時期になる。
仙台七夕の季節。
仙台七夕は8月6、7、8の三日間に開かれる。
仙台七夕には、
「七夕」だったときと
「七夕祭り」だったときがあって。
最初、仙台七夕は「七夕」でした。
それは単なる文化だったんだそうで。
江戸時代に、文化の向上を目指して、七夕飾りを盛大に作らせたとも言います。
しかし、それも次第に廃れていったと言います。
その後、その文化が廃れたことを残念に思った地元の青年たちがいました。
そこで七夕飾りを盛大に飾ってみると、大勢の見物客がやってきました。
そこから、
地元の団体がついたり、
コンクールを開いたり、
行政がバックアップしたりと、
仙台七夕は「仙台七夕祭り」へと変わっていきます。
そして、七夕祭りは1945年の仙台空襲を超え、原爆投下を超え、
今、折り鶴の七夕飾りを作り、そのうちの18万羽は、平和への祈りとして贈られます。
また、東日本大震災が起こった、2011年。
京都の祇園祭は、仙台七夕祭りに参加しました。
これは、平安時代中期の貞観大震災のとき、
祇園祭が各地の平和を祈って始まったことが由来にあるから。
こうして、
織姫と彦星の祈りの日に、
ときを超えて、様々な祈りが関わるお祭りへと姿を変えてきました。
最近だと、アーケードに並ぶそれぞれの会社も飾りを作っていたりして、ユニークで面白いです。
スタバとか、ソフトバンクとか。
いつもは土地柄を感じない雰囲気の企業も
この期間ばかりは「仙台らしく」なります。
仙台に住んでいても、いまいち「いつやるの?」ってなりがちな仙台七夕祭りですが、
それでもこの時期になるとあちらこちらに飾られる祈りの飾りに
「ああ、仙台だなぁ」と当たり前ですが、大切なことに気づいたりするんです。
ようこそ、宮城へ。仙台へ。
人生をかっぽしよう。
この記事を読んだらこちらも気に入っていただけるはず
日常の中の非日常へ 「東北本線」で僕が見てきた17の景色や物語たちをまとめてみる - 人生かっぽ —佐藤大地ブログ
ミニチュアにして持って帰りたいまちに行ってきた【東京 西荻窪】 - 人生かっぽ —佐藤大地ブログ
スポンサードリンク