憂うつな朝をノート3ページで解決する
日々が、なんとなくそわそわしてた。
社会人として一年経って、赴任地も変わって、仕事も変わって、なんとなく、ずっと。
何かをつかめていない感覚っていうのかな、
そういう感覚がずっとあった。
地に足がついてるような毎日を過ごすと、朝起きたときの感覚が違う。
眠気をやや熱めのシャワーで洗い流すと
やるべきことがはっきりしてる。
けど、ここ最近は違っていた。
シャワーから出ても、
ドライヤーで髪を乾かしても、
ワイシャツに袖を通しても、
鈍い気持ちは落ちずにいた。
何かを変えたい。日々の過ごし方を変えないと。
そう思って本を探した。
目に留まったのがこの一冊で。
この本は、ある書評を読んで気に入った。
「ノートを使ってこの本に書いてあるモーニング・ページに取り組むことで
自分のやりたいことにもう一度向き合うことができる」
と書かれていた。
「ノート」
という響きは、いつだってぼくにとって
魅力的に聞こえる。
▼ノートについてはさまざま記事書いてきましたしね。
www.jinseikappo.com
www.jinseikappo.com
www.jinseikappo.com
結論から言うと、「モーニング・ページ」というのは
朝一番に
ノート3ページに
自分の思ったことを
とにかく内容を制限しないで
書きまくっていくもの
という、シンプルなもの。
本書を読むと、モーニングページについてこんなことが書かれてる。
モーニング・ページとはなんだろう?ひと言で言えばいうなら、三ページほどの手書きの文章であり、意識の流れをありのままにつづったものだ。
もっとくだけた言い方をするなら、それは「脳の排水」と呼んでもいいかもしれない。脳の中を掃除することが目的だからである。
モーニング・ページはただ手を動かし、こころに浮かんでくるものをそのまま書きとめることをめざしている。卑劣なこと、愚かなこと、ばかげたこと、奇妙なこと、どんなことでもかまわない。
内容としてはこんなこと。
1991年10月2日 起きると、頭痛がしたので、アスピリンを飲んだ。まだ震えが止まらないが、少しよくなった。風邪をひいたのかもしれない。荷解きはほとんどすんだのに、ローラからもらったティーポットがまだ見つからない。彼女がいなくてとても寂しい。心が痛む……。
こういうことを
とにかく3ページが埋まるまで書き続ける。
ぼくも以前書いたように「後悔日記」を夜に書くことはあって。
けど、こうやって意識して毎朝書く、ということはしていなかった。
こりゃ簡単で良さそうだ、と思って
さっそく無印のリングノートを買って書き始めることにした。
;毎朝起きたら自分が思ってることを率直に書く「モーニングノート」がいい感じ。
— 佐藤大地 /場づくりスト ブロガー (@daichisato88) 2017年8月18日
9日目 pic.twitter.com/TbsmPPscYy
「モーニング・ページ」を「モーニングノート」って書き間違ったごめんなさい。
内容はほんとに仕事のこととか、人間関係とか、
おもいっきり内側のぐちぐちしたこと書いてるから
1ミリも内容を見せることはできませんごめんなさい。
ってことで、内容はそれくらい
思ったことをとことん脈絡もなく書き続ける。
これだけ。
脳の排水をする
で、今はもうモーニング・ページを初めて26日経つんですが
やってみて実感した効果としては
朝一で書くことで進むべきことがはっきりしていく。
悩んでることはいったんノートの上に置いておけるから落ち着く。
なるほど、「脳の排水」とはうまく言ったもんで
脳みその奥底に入ってしまってる情熱の湧いていた大切なことが
時間が経つにつれて日々の諸々という水に沈んでいくわけだけど
モーニング・ページがその水の受け皿になるわけですな。
26日続けたぼくなりのコツ
さて、26日続いたモーニング・ページなわけですが
書いておきます。ぼくなりに続けるコツを3つ。
①まずは前日の夜にモーニングページを書くノートを開いておく。
これをする理由は
「やらないひとほど、『開く』という動作でつまづくから」
やろうと思っていたプレゼン資料づくり、
どうして進まないかと言うと、目につくような状況になっていないから。
部屋で何かをしている時でも、会社のデスクで何かをしているときでも
取り組むべきことが目の前にあり、中身が見える状態になっていて
「目に入る」状態になっていれば、「やらねば」という状態になる。
だからノートを閉じた状態ではなくて、開いた状態にする。
開いたノートが目に入ると、「書かねば」という気持ちが湧いてくる。
ペンをその横に置いておくのは言うまでもない。
②やや大きな文字で書く
細かく書くと、なんか整然と書くことにちゅうりょくしてしまって窮屈です。
だから、多少大きさがまばらでも、大きな字でガツガツ書いていく。
綺麗に書くよりも、たくさん書くことを意識する。
③自分にとってリラックスできる時間で朝一番に書く
朝一番に書く。
とにかくこれは徹底して守らないと、「忙しいから」で辞めてしまいます。
書くことが何も浮かばないなら、
「あああああああ」とか書いてもいい。
「何も浮かばない」とかでもいい。
とにかく書く。
それと、自分にとってちょっとしたリラックスできる状態で書く。
ぼくの場合はコーヒーを飲みながら音楽流して書いてます。
スターバックスのviaでつくったアイスコーヒー飲みながら
おしゃれに「ああああああああ」とか書いて始まる朝です素敵。
ノートを開いておく。
大きな字で書く。
リラックスできる朝一番の時間に書く。
モーニング・ページを書く始めてから
すべてが劇的に変わったわけではないですが
それでもちょっと前のなんだか漠然とした不安は少ないです。
ぼくの頭の中にはやりたいことがある。
だからそれと朝に向き合う。
そんな朝を過ごしています。
人生を、かっぽしよう