劣等生よこれが勉強だ。東大主席・財務省・弁護士の彼女が現実を教えてくれる
久しぶりに読んで素晴らしいと思いました、この本。
- 作者: 山口真由
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2014/07/02
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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天才とは努力を続けられる人のことであり、それには方法論がある
- 作者: 山口真由
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 2014/01/16
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財務省官僚
弁護士
東大主席
キャリアこそ華々しい成績を持つ彼女ですが
ぼくが素晴らしいと思ったのは
勉強において最も重要なことを彼女に教えてもらったから。
それは何かというと
時間を取ってもがき、成功すること。
これです。
ぼく自身、苦しい受験生時代を過ごしました。
二浪をした原因は結局、
勉強していなかったから
です。
浪人したぼくは
上手な方法を探し求めて
勉強本ばっかりを読んでいました。
仙台の書店にある勉強法の本は
ほぼ読み尽くしたんじゃないかと言うほど。
「これだけやれば」
「7日で30点アップ」
「合格間違いなし」
なんて言葉に踊らされまくっていました。
で、最終的に分かったのは
「一生懸命やることだ」
と。
それしかないんです。
あっけないほど単純ですけど
ぼく史上一番重要な気づきだと思います。
スマートな方法なんて見つかるわけじゃないし
書籍に書いてあることも
やればすぐに同じことできるわけじゃない。
だったら、
失敗する時間も見越して
たくさん時間を確保するしかない。
それに気付いたんです。浪人人生で。
ただやっぱり浪人が終わり
時が経ち色んなことしていると
スマートな方法を探しちゃう。
「自分、もしかしたら上手くできるかも」とか思っちゃう。
そういうときにガツーンと気合い入れてもらえる本です。
彼女の最初に書いた経歴を見ると
さぞ、スマートに勉強してきたんだなあと思いますが
彼女はどんな時でも勉強熱心です。時間を割きます。
私だったらこんなもんで大丈夫とか絶対言わない。
それは本書にも書いてある
「自信があるから、真面目にやる」
ということにもあらわれています。
だから、本書に書いてあるのは
「どうやって楽に勉強していたか」というよりも
「どうやって勉強熱心になれる時間を確保するか」という話が多い。
例えば、こんな部分
彼女が部活動をやっていたときに
ソフトボール部メンバーが遅刻するとき
寸分の合間をぬって教科書を開いて勉強したという話。
中学女子なんてそんなことしたら変人扱いされて
仲間はずれにされるという大きなリスクを抱えながら
それでも勉強をすると意思を貫く姿はビビっときます。
そういう「気を抜かない」姿を見ると
結局一生懸命やるしかないんだ
と安心しますし、勇気をもらいますし、姿勢を正される気分になります。
ただし
この本、
具体的な勉強法はほぼ載っていません。
「教科書はサラサラ7回ほど読めばいい」とか書いていますが
実際に自分でやってみると分かりますが、
どれくらいサラサラなのか、あんばいが分かりません。
ですから、具体論ではなく
勉強で結果を残す人の気構えを見るという感覚、
やる気スイッチプッシュのためにお役立てください。
人生をかっぽしよう
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