「あの人、たぶん脈なしだから、手を引いたほうが良いよ」
相も変わらず、勘違いする人間と、断りきれない人間ってのは、いる。
その間に立つことになったりすると、毎度ぼくは世知辛さを感じてしまう。
かたや
「あの人とめっちゃいい感じなんすよ〜」と言ってくれる人もいれば
かたや
「あの人に言い寄られて困っている」と言ってくれる人もいる。
そしてぼくは、男の首をはねに行く。
Tamagoyaki / adactio
告白されて困る女性と喜ぶ男性
告白されたことを例に男女を比較してみると
誰かから告白されると
女性はたいてい困った顔をしてやってくる。
男性はたいてい喜んだ顔をしてやってくる。
全部が全部、きれいに男性女性に分けられるわけじゃないのだけれど
数で考えると女性と男性はそんなふうに分かれがちなんです。
思うに
女性は、色んな場面で、周りとの関係を大切にしたり、様子を見たりしがちです。
自分の判断によって、周りとの関係がどうなってしまうかを考えやすいわけです。
例えば、誰かから告白されたとして
断ったとしたら職場なら仕事の関係が悪くならないか、サークル的なところで言えば居心地が悪くならないか、ハブられないか。
男性は、自分にとって嬉しい回数をカウントしたがります。
「おれ○回告白されたよ」「○○さんに告白されたよ」「何人と付き合ったよ」
というふうに。
こうやって、告白されたことをネガティブに捉える方と、ポジティブに捉える方がいるから、勘違いは始まっていくんです。
そしてそれは、告白した・されたときも同じで。
女性は断りきれないだけ
「あの人に告白されて、断ったけど冷たくできないで困っている」
そういう相談をたくさん聞くたびに
「あの人とめっちゃいい感じなんだよね〜」
と思ってるのが、単に断りきれなくて相手をし続けているだけなパターンが多いと気づく。
そのときは、ショックでした。
自分自身もポジティブるんるん気分で捉えていたほうだったから。
そして
ぼくは、頼まれて悲しいことにその勘違いの間に立つことも多いんです。
悩んでいる女性のミッションを受けて、介しゃく人としてどうしようもなく二人の間に入ることも、たまにあって。
やっぱりそのときの気持は、なんとも言えないわけで。
できることなら、男性が気づいて切腹をして終わらせてほしい。
「好きだって言われたら誰だって嬉しいもんだよ」
ってお慰めの言葉をどこかで見たことあるけれど、そんなに世の中無条件に誰かを愛してはくれない。
一人の人間が愛せるパイは限られているから。
断ることは決意でもある
The Start and Finish Line of the "Inishowen 100" scenic Drive / Andrew_D_Hurley
どうしても、というとき
介しゃく人をたしかにぼくは引き受けます。
というのも
たった一人の気持ちを断るってことは、1対1の関係で収まらないときもある。
相手が次の日から手のひらを返したように冷たくあたることもあるし
その周りの関係から冷たくあしらわれることもあるし
その扱いが社会的に不当な扱いになることもある。
だから、お互いが収まりがつくように介しゃくが必要ならそれもそれ。
ただ、
介しゃくを頼んできたほうには、けどね、とぼくは必ず言う。
「あなたが今断るのが辛くて辛くてたまらないように、
相手もあなたからの返信を待っていたり、ちょっと気を持たせるようなことを言われて、
けど冷たくされたりで、同じくらい悩んでいた。
夜も眠れなかったかもしれない。
勝手だって言えば勝手。けど、一方であなたも相手から見れば勝手。
だからその気持ちは、あなたが断るのが辛いのと同じくらいなんだってことを
きちんと受け止めてあげてほしい」
それくらいの気持ちでこれからだれかを好きになるんだってくらいの気持ちで断って欲しい。
そこは楽しないで欲しい。
そうしないと、お互い浮かばれないじゃないですか。
さっきまで何もなかった二人が憎しみ合うとか馬鹿げてる。
人が愛せるパイは限られているなら、せめてしっかり、受け止めて断りたい。
背中を、押すくらいの気持ちで。
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