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人生かっぽ —佐藤大地ブログ

哲学、言葉、人生観、仕事、恋愛、など人生をかっぽするような物語をつむぎます。宮城県 仙台市を主な活動拠点とする佐藤大地のブログです。2014年からEvernote公式アンバサダー。大学院では政治学を研究していました。

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世の中で一番コミュニケーションが難しい相手はだれか

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最近履き心地のいい靴下を探すんですよ。

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こうやって自分が身につけるものに対して、こだわりを持つようになったのは最近のことで。

人生かっぽでは、多くの記事で「他人との関係」つまり「コミュニケーション」について考えてきました。


ぼく自身も、ずっと他人との関係を考えてきたのですが、
そうして他人との関係をたくさん悩み、考え、酸いも甘いもかみわけてきた中で見えてきた存在があって。


そのひとは、いちばん正直で、いちばん素直で、いちばんわがままで、いちばん分かりづらくて、いちばん分かりやすいひとでした。



それが、「自分」という存在で。



他人であれば、言葉を使って考えてることをやり取りできるし、そうしなくても、行動を見てると、ある程度の予想がついてくる。

ある意味、分かりやすいんです。



けど、「じぶん自身」はそうはいかない。


じぶんは会話もできないし、見えないし。
けど、心地よいかどうかは、他人よりも感じることができる。

だから、心地よさだけは敏感になって、コミュニケーションしたろうと。


そう考えるようになったのは
風邪を引いてはぶり返し、引いてはぶり返しをしばらく続けていたことがあったのが、大きなきっかけで。


夜更かししてるし、
食べる物も食べないしで、
身体もどんどん痩せていく。


そんな体調不順なぼくを見て、友人が一言、

「他人とのこと一生懸命考えていても、じぶんのことが見えないんじゃ、ダメだよねえ(笑)」
ってことを、そのひとは、ほんとうに冗談のつもりで言ったのですけど、
そのときのぼくにはものっすごいショックというか、考えさせられて。


かっこわりい。
と思ったんですね。


「じぶん自身」といういちばん近い存在にテキトーにしていたら、
外面良くてもどこかでテキトーになるし、
そういうテキトーなとこって、大切な「他人」にも出てるはずで。


じぶんに優しくできない人間が、他人に優しくしたり他人を許せるかい、と。

だから、じぶん自身にきちんとコミュニケーションしてみようと。


いや、やったことなんて、たいしたことはしていないんですけど、
食事したら身体が調子いい感じかなとか感じ取ってみたりとか。
身につけるものとか心地の良いものかなとか。
そういうことです。

トランス脂肪酸がどうのとか、そういうんじゃなくて。

身体が心地よいかどうかに優先して時間とお金を使うし、後回しにしない。
そう決めたんです。



いや、これはほんとうに感覚の話かもしれないんですが、
じぶん自身を優先してやると、他人によって幸せが左右されないんですね。
じぶんの中に「安定した場所」が出来るというか。

武道家の方が
「じぶんの身体が上手に動かせるようにいつもじぶんの身体に耳を傾ける」
とか、ずっと前は「何言ってんの?」って感じだけど、今なら分かる。気がする。




サボると実害をもたらすくせに、ちょっと耳を傾けて心地よさに素直になってやると、この上ない幸せをもたらす。

それが、「じぶん自身」という、他者のような、他者じゃないような。



ってことで、靴下です。


みんな、どんなふうにじぶん自身とコミュニケーションしているんだろう。



人生を、かっぽしよう

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