好きだから好き、で良くないですか?
って言われた。
だから浮気するんですよ。
って言われた。
ショックだった。
どこが好きとか、つまんなくない?
先日5年目に差し掛かるということだったので
感心してその秘訣みたいなものを聞こうと思って切り出す。
「彼氏のところ、どこが好きなの?」と。
そうすると、かえってきた言葉は、およそ秘訣っぽいものではなくて
「好きだから好き、で良くないですか?」
という言葉で。
「どこが好きって言い始めたらその瞬間比較するじゃないですか
ココとココとココが好きって言って
そんなの、つまんなくないですか?
それが欲しいだけのために付き合ってるってことになるじゃないですか」
と。
その人はじぶんの考えていることをスパスパっと言ってしまう人で。
しかもあんまり嫌味がないひとではあったのだけど、
さすがにその一言はぼくにとっては重たくて。
っていうのは、どこかじぶんのことを言われて図星だったのだろうと。
それまでぼくは、「相手のどこが好きなのか」ってことは言えないといけないと思っていて。
それは相手にも基本的には確認するようにはしていたし。
そんなことをもんもんと考えるぼくにその子は追い打ちをかける。
「大地さん、だから浮気するんじゃないですか?」
と。ケラケラ笑って。
このやろう。
浮気じゃねえよ。
目の前にあるプリンを顔面に投げつけてやろうかと思う。
「はあ?」
「だってそうじゃないですか?彼女に好きな理由とか部分があるってことは、それがないなら他にいくってことですよね」
「そうじゃないよ、それはそれ、これはこれ、でしょ」
ちがう。
それはそれ。これはこれ。
そう思っていたけども。
いま考えると、そのとおりでございました。
おっしゃるとおり。
「こういうところが好き」ってことは
「こういうところを相手に求めている」ってことで
「それで満たされない部分は他の人に求める」ってこと。
はい、浮気完成。
先日書いた、ゲスな人のほうが好かれるって考え方でいくと
ぼくは完全にじぶんの好きな気持ちに条件をつけて「足し算」していたわけです。
ただまあ、何をもって浮気とするかによってここらへんはどうとでも言えそうだけど
少なくとも、恋人と横並びの存在をつくることが浮気ならば、全くもって、そのとおり。
それでも、そのときはよくわからなかったのです。
だって、何も考えずに好きなんて、
そんなこと、ありえないし、それって結局何もないってことじゃねえかと。
それが少しずつ変わっていくのは、
じぶんの考え方が、もらって幸せをつくるよりも、
与えて幸せになる「猫好き」の考え方になったから。
それはもう、最近のこと。
***
好きに理由なんてつけるな、じぶんが苦しくなるだけだから。
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