頭の中が限界信号を出し始める。
「これやっておいて」
「あれ困ってるんですけど」
「あの件はどうなったの?」
こんな状態だから。
ただでさえ処理能力が低いぼくは
1日が終わると頭がぱっつんぱっつんになっている。
ただ、催促される内容が多い中、
少しだけ混じっているのは
「陳情」というものに近いもので。
そうつまり
ぼくを少しばかり頼って来てるからこそ出て来る頼み。
なのに、できなくなる。
と、言うかやらなくなってくる。
仕事が多くなって来ると、
こういう陳情というものへの扱いが酷くなっている自分がいることに気づく。
仕事柄、いろんな人の話を聞くのが多いから
話続けているといつの間にか息が切れているのに気づいて笑う。
それくらい、話続ける。
そんなことだから、
「これ、何とかなりませんか」
という話が来ても
「検討しておきます」
「あとで返答します」
そうやって、先へ先へと伸ばし始める。
ぼくを少しばかり頼って来てるからこそ出て来る頼み。
であるにも関わらず、だ。
そんなとき
田中角栄を思い出した。
われと思わん者は誰でも遠慮なく大臣室にきてほしい。何でも言ってくれ。上司の許可を得る必要はない。できることはやる。できないことはやらない。
− 田中角栄
田中角栄は毎朝家の前に並んだ人たちから陳情を受けたことを
その場で「やる」「やらない」と即断即決で振り分けて判断していたんだそうだ。
この即断即決。そして行動。
ここまではできないかもしれない。
けれど、これくらいやってやるという、気概。
即断即決する。
できるものはやる。
できないものはできない。
曖昧にしない。
中途半端にしない。
「検討しておきます」
なんてことを言ってその場をとりつくろって
本当のところは何にも考えないなんてことを、
ぼくはよくやってしまう。
「検討します」
って言うとさ、なんかかっこよく聞こえるじゃないか。
本当は検討なんかしないで、
次の瞬間、別のことを考えているのにね。
あとで考える。
なんて小器用なことができないのであれば
その場で、今できる限界で、
結論を出していくべきなんじゃないかな。と。
「それはできます。●月×日までにやります」
「それは申し訳ない。力不足です。できません」
ちょっとだけムッとされるかもしれない。
けど「検討します」なんて言って変に期待させて
あとから失望されるよりはマシなんじゃないかな。
スピード感ある仕事の毎日でも、
そんなことを思っています。
田中角栄についてはこの本が読みやすい。
名言集だから。
興味ある人はぜひ読んでみてほしいです。
歴史の偉人の考え方は、名言集から入っていくタイプですぼくは。
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