結婚2年目の夫婦が過去を見返していく企画に、今あることの大切さを実感する
こういう感動ものの動画って実はけっこう苦手なんですよね。
けど、現在の尊さを見つけるために、過去をさかのぼることがどれだけ大切か教えてもらった動画です。
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ぼくが今回観た動画は
株式会社アトレの「MERRY BIRTHDAY(メリー・バースデー)」内の
スペシャルコンテンツ企画「クリエイターズギフト」
放送作家の鈴木おさむ氏をプロデューサーとして迎えた第一弾。
MERRY BIRTHDAYのサイトはこちら
今回の依頼者はこんなひと
妻は婚前、難病指定の病気に罹ったものの、治療ではなくリハビリによって奇跡的に症状が回復。但し、再発を繰り返し寛解は困難とされている病気であることから発症から10年経った現在も月に一度の検診は欠かせず、自身では再発の不安に駆られているのではないかと夫は推察。
そんな不安を抱える妻と結婚したことで、元々やりたかった介護職への転職を考えるように。製造業に携わっていた夫は、いつかもし妻の病気が再発してしまった際に、自分に介護経験があれば家庭でも妻の面倒を見られるのではないかと考え、働いていた会社を退職。無収入を覚悟で介護士の資格を取り、念願の転職。無収入の際、子どもがいながらも何も言わず応援し、働いて支えてくれていた妻。そんな妻に、今まで伝えていなかった気持ちを伝え、ずっと側にいるから何も心配しなくていいと伝えたいと、長時間にわたる会議の中で見えてきた妻への気持ちをサプライズに据えることを決定
そんな依頼者の話を聞いて、プロデューサーの鈴木おさむさんはこんなサプライズムービーを考案
路子さんの35年間の人生を振り返り、生きてきた人生の中で出会った人、影響を受けた人、感謝している人など、多くの人との出会いを繋げていくことに。
クリエイターズギフト#鈴木おさむ 「妻へ贈る、世界に1つだけのバースデー試写会。」 | 誕生日ポータルMERRY BIRTHDAYメリーバースデー
いよいよ本番
スタートは2014年11月のハワイへの旅行から始まり
そこからどんどん過去へ、過去へとさかのぼります。
そして
誕生
その後、家族が登場。
企画者の奥さん 路子さんに言葉を届ける。
過去をさかのぼることが現在を見直す
さかのぼることで、ぼくらは、
あの瞬間に何を思って、何を選んできたのかということを思い出します。
そして、今どうしてここにいるかもう一度感じ取ることができます。
過去の効果は今までも人生かっぽで書いてきました。
(ちょうど今週ははてなブログの今週のお題「一番古い記憶」)
「一回、恋人との今までのアルバム全部見返して。 それで別れたいのならば、別れればいいよ」
なぜ別れようとする人に、ぼくは「一度アルバム見返して」と提案するのか - 人生かっぽ —佐藤大地ブログ
いま目の前のことだけ見ていると、
どうしても現在ばかりが見えて、
「あれがない」「これがない」「あれが不満」
そういうふうに無いことばかりが見える。
何かを得るために選んできた未来が、現在だったはずなのに
いざ現在に立っていると、そこは何もないように見えて、
なんだか味気ないように見える。
けれど過去をふりかえると、
意外とじぶんはたくさんのことを選んできて、
そうだ、あのとき、あんなふうに思って、あんなことに苦しんで、
けどこんなことが支えになって、あのひとが助けてくれて
それでも、いまここにいることを望んで歩んできたんだ
そんなふうに思い直すことができる。
たしかに過去にどっぷり浸かりすぎてもいけない。
それはたとえば
掃除のときにアルバムを見返して浸り続けてしまうように
心地の良い過去から前に動き出せなくて、
未来は否応なしに迫って、過ぎ去って、
どんどん辛くなったり虚無感を感じたりする。
けど、たまに過去をふりかえると、
「どうして今ここにいるのか」
その意味にもう一度気づいて
今日という1日はちょっとだけ力強くなる。
今ここにいること、そしてあることが、どれだけすごいことか気づいて、
そしてそこに至るまでに、きちんとじぶんは選びとってきたんだということが伝わって来る。
それが過去へとさかのぼる力。
そんなことを、この動画で思い出すことができました。
人間は忘れやすい生き物だから、どっかでだれかに思い出させてほしいなあ。
50年後のアルバムや動画が届いたりして。
人生を、かっぽしよう
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