人生かっぽ

人生かっぽ —佐藤大地ブログ

哲学、言葉、人生観、仕事、恋愛、など人生をかっぽするような物語をつむぎます。宮城県 仙台市を主な活動拠点とする佐藤大地のブログです。2014年からEvernote公式アンバサダー。大学院では政治学を研究していました。

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佐藤ノート№41 〜先へ先へ〜

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国公立前期試験終了後
僕は第一志望の大学を後にした。
50分ほどかけて歩いて帰った。

帰った先は予備校だった。
国公立の前期試験や
私立の試験が
続々と終わりを告げ
ついこの間まで活気があった自習室は
まさに、もぬけのからだった。
この一年の僕の戦場は
新しい一年の準備を始めていた。
広く感じた自習室。
もう席を取ることに
必死になる必要はなかった。

あぁ、終わったんだな。
結果はどうであれ。
けれどすぐに思うこと。
終わってない。
全然終わってない。
センターの時のように。
みんなはきっとここでやめるだろう。
後期試験なんて
と思うだろう。
だけど僕はここで終わるわけにはいかない。
第一志望がどうこうではない。
これは僕の受験人生の問題だ。
ここで辞めたら
今までやってきたことが
全て崩れるような気がした。
普通の人が辞める所で
僕は立ち止まるわけにはいかない。


小学生の頃
水泳の授業中にやったこと
息継ぎなしでどこまでいけるか。
一緒に泳ぐ子たちが
どこまで行けたか
周りを気にする余裕もなく
ここで浮き上がっては
きっと他の子たちと同じ記録だ。
僕はもっと先に行きたい。
先へ先へ…。
そうして、気付けば25mを泳ぎきっていた。

似たような感覚を自習室で持った。
まだ辞めない。
先へ先へ…。

後期試験は
僕の学力だと
余裕で受かるレベルの大学だった。
だが
そんなものは誰も保証してはくれない。
未来を見たわけでもない。
だから
虚しくなった自習室で同じように
勉強を続けた。
まだ僕は行ける、と。



今日も素敵な一日でありますように。


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