佐藤ノート№33 〜人事を尽くして天命を待つ〜
特定の宗教徒なわけではない。
かといって無宗教なわけでもない。
だから何かに対して祈る。
困ったときやどうしようもない時。
けれどその前に
自分でできることはやってから祈る。
現役や一浪目のとき
試験前になっても
今自分がどの分野ができて
どの分野ができないのか
あまりはっきりしていなかった。
ただ、模試の成績を参考に
「できない」とだけは知っていた。
だからやらなければいけないのだけれど
一体何をしなければならないのか
はっきりしないから
とりあえずやっていない問題集や
テキストの復習をやってみた。
試験場で思ったことは
「失敗しませんように」
「点数がとれますように」
ペンを動かしながら思ったことは
「うまく解けないかな」
二浪目の、どちらかと言うと
センター試験より
二次試験直前のとき
自分には
どこができて
どこができないか
少なくともその前の2年間と比べ
把握できていた。
それは
学習日記や
大幅に方向転換した学習スタイルが
功を奏したのだと思う。
けど、だからと言って
十分だと思っている分野の
全ての問題を解けたわけではなかった。
「2学期のテキストの
○○大学の数列の問題、
あれは難しすぎる。
時間の兼ね合いで復習の時間を割けないな。
あの系統の問題が出たらお手上げだから
違う問題をまず解こう。」
ある意味
諦めの境地とでも
呼べるかもしれないが
「大丈夫
僕が解けない問題は
同じレベルを目指す人たちのほとんども
解けないし
僕の目標はその問題を解けるような
数%の人よりいい点をとることじゃない。
できる問題を落とさなければいい」
それを言うくらい勉強した自信があった。
ただ
「自分が解ける分野が多く出るといいな」
それだけは試験を目の前に祈ったことだ。
試験が始まれば
また自分ができる精一杯を尽くすのみだ。
「人事を尽くして天命を待つ」
僕の天命を待つ瞬間は
その一瞬に限られる。
今日も素敵な一日でありますように。