なぜうまくいかないときほど新しくノートを買わないほうが良いのか
「おまえまた彼女変えたのかよ」
そんな具合にぼくはよくノートや参考書を変える人でした。
二浪目まで、ぼくはこれが
「変化を楽しむ人間だから」
くらいの前向きさで考えていました。
けど、ちがいました。
だから受からなかったと言っても過言ではないんです。
だから、落ちた。成長がなかった。
本記事は5回シリーズ記事「失敗して失敗して成功する方法」の第四回目です
Bananas / toddalert
一浪しても受からなかった春。
ぼくは予備校のテキストやらノートを整理していました。
整理してみると、必要以上の問題集やら参考書やらノートの数々。
予備校のテキストもきちんと復習できていない状況だったのに、
よくもまあこんなに持ってるなあと自分でア然する始末。
今から使うか使わないかをチェックするために、
ひと通り中を開いて仕分けるという作業をしていました。
何時間かそんな作業をしていたときに、気づいたのは
ほとんどのノートやら問題集が不可解な部分で真っ白になって
それ以上、手を付けられていないことでした。
「なんで?」
よくよく考えると、思い当たるフシが。
思ったように成績が出ないシーズンになると
「他のものやってみよう」
と、ワラをもすがる気持ちで参考書やら問題集やらをやっていたのです。
で、それほど時間なんてないから、結局最後までできないか、また別のものにすがる。
ノートも同じでした。
その勉強法の何が、というわけじゃないけど
シーズン的に成績が伸びない時期になると、気分転換的に勉強法をガラッと変えていました。
せっかくだから新しいノートから綺麗にやり直したい、と思って
まったく新しいノートをその都度買っていたのです。
その数まさに、10何冊。
これでいいのかな?
不安になりながらやるから、結局どんどん新しいことを始めようとしていた。
これでいいのかな?
じゃない。
これでいいんだ。これでなんとかするんだ。
そう思ったぼくは、
以前だったら「やるかもな」と思って
残していただろうノートやら参考書、問題集を全部捨てました。
「予備校のテキストで十分」
そう決めて、とにかく予習復習を徹底的にしました。
単語帳も問題集も、ほんとうにほんとうに必要になったら買う。
買っても各1冊。
これでなんとかするんだ。
成長できなかったときの考え方って
ノート、問題集、参考書、予備校なんかの
「方法」「環境」がなんとかしてくれると思っていました。
そして
「なんとか『なる』かな」と思っていました。
違うんです。
なんとか『する』んです。
どうして途中でめげて別のことに目移りするかと言うと
「ずっと右肩上がりの自分」を思い描いているからです。
毎日良くなっていく、ノーミスの自分。
そういう自分にとっては、ミスするということは良くないこと。消さないといけないこと。
だから、昨日までのページはナシにして、全く新しいノートを買おうとする。
たしかに
全く新しいことをしたり
全く新しい場所に行くと
最初はうまく行ったり楽しいと思います。
けど、
次第にうまくいかないことが出てきます。
失敗することも出てきます。
そうすると、また同じ所で「こりゃダメだ」と全く新しいことをしようとします。
やっていると途中でうまくいかなくなることなんてたくさんあります。
けど、周りや手段のせいにしない。
周りや環境はもう十分揃っていて、あとは自分がなんとかする。なんとかしてやる。
本当に必要なのは、昨日のうまくいかないことも踏まえて今日を少しずつ良くしていく「改善」という考え方。
「消去」や「再スタート」ではなく。
それはこの記事でも同じようなことを書きましたが。
昨日の失敗のページから今日を続けます。
はっきりした理由もないのに、すぐに違う道具に目移りをしたりとか、違う環境に目移りしない。
他の道具や環境に変えていいのは、
「これくらいで結果出なかったらやめよう」と
自分で決めた制限時間を過ぎても思った効果を出さないときだけ。
(詳しくは第五回で書きます)
失敗は受け入れるもの。
失敗は生かすもの。
失敗は迎え入れるもの。
思い通りにならないことは、
目の前にしたときは、たしかに辛いことでしかないけれど
長い目で見れば、成長痛なんです。
明日は、
「失敗して失敗して成功する方法⑤ 〜 本気でやる前に、やめ時を考える〜」
(タイトルは変更します)
を更新予定です。
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