人生かっぽ

人生かっぽ —佐藤大地ブログ

哲学、言葉、人生観、仕事、恋愛、など人生をかっぽするような物語をつむぎます。宮城県 仙台市を主な活動拠点とする佐藤大地のブログです。2014年からEvernote公式アンバサダー。大学院では政治学を研究していました。

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佐藤ノート№18 〜「僕」と「ぼく」と「ボク」〜

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もう少しでこの長い
「夏休み」というトンネルを抜ける。

そう思った瞬間
同時に二学期が始まってしまう。
そういう不安が襲ってきて
プレッシャーとの追いかけっこが始まる。
僕はそういうことを考えたとき
二浪目にしていたことは
今からセンター、二次試験までの期間は
さかのぼると
どれくらいになるのだろう
と計算することだ。
例えば、センターまであと四か月なら
今から四か月前っていつだっけ
そして四か月前から今に至る自分は
どう変わったかと思いを巡らす。

わずかながらの変化に
嬉しさがこみ上げるときもあれば
わずかさえも変化が
訪れていない自分に幻滅する時もある。
また
意外と長いんだな。
意外と短いんだな。
そういうことも思って
気がまぎれたり
焦ったりもする。

その他にも様々に思いを巡らした。
去年の今頃は何をしていたっけ。
と考えれば
今とは全然違うものの考え方をしていた自分がいたことに気づく。

きっと驚くぞ、
努力の「ど」の字も知らない
昔の自分が今の自分の必死の形相を見たら。

そう考えると不思議でならなかった。
そんなに時間を
意識したことがなかったから。
時間の一粒一粒が
はっきりと見えた瞬間だった。

一歩一歩踏む足を、
一字一字書く手を、
僕は実感しながら過ごして行こう。
このときの気持ちなんて
忘れてしまうかもしれないが
ただ一時一時濃くあれと願った。


昨日も今日も明日も
同じ「私」だという自覚は
近代くらいに登場した考え方だ
と言う人もいる。
そうかもしれない。
明日はきっと今日とは違う「僕」がいる。
それでも
明日へのバトンを
明日の僕に丸投げはしない。

今日走るべき分、全力で走る
後は任せた、明日の自分。