ひねくれた後輩には 「あの人が詳しいよ」が一番やる気を上げるよね
意欲を持たない後輩がいる。
ってことは先輩方の大いなる悩みのひとつなわけで。
まあ、ぼくのことなんですけど。
組織の中には、黙々と指示されたことをやる人もいるのですが
中には、ひねくれ者もいて、なかなか意欲を持って取り組まないこともある。
やれって言われたことをやらない。
まあ、ぼくのことなんですけど。
そんなひねくれ者を
あるときバイトの上司に言われた一言が、「アプリ博士」へと変えるわけです。
それまでほとんど興味なかったのに。
その言葉ってのが
「それは佐藤くんに教わるといいよ」
というもの。
その言葉にひねくれ者にやる気を持たせるヒントってあると思うんです。
なぜ私に聞くんだ?
今でこそEvernoteについて、そこそこ興味を持って使っているぼくなんですが
かつてはぼちぼち使っていた程度でした。
「Evernote? ああ、まあ使ってるよ」くらいで。
ただ、あるときに上司がスマホでメモ帳を探していたらしく
「なんか良いのないかな」
とボソッと言っていて。
だから、ぼくが何となく
「Evernoteってアプリ使ってみると良いんじゃないですか」
と本当に何となく紹介しました。
いや、もしかしたら「けっこう使えるんじゃないすか」くらいは言ったかもしれません。
ただ、今みたいに「こいつ頭おかしいんじゃないか」くらいの熱では伝えなかったと思います。
今はもう「Evernoteは宇宙だ」くらいに言っちゃうんで、聞いてる人がドン引くんだけど。
そしたら、なんですけど
その後から、上司がアプリについては何でも知ってると勘違いして
「佐藤くん、こういうアプリない?」
とか聞いてくるようになったんですね。
「いやあ。知らないっすねえ」
とその場では答えるしかなかったんですけど
どうにも悔しくて、その後アプリを調べまくて、あとで教えた記憶があります。
そうしたら、それから別の人が
「佐藤くん、こういうアプリ知らない?」
「こういうウェブサービス知らない?」
って聞いてきたので、
「いや、知らないっすね」とか言いつつも
「なんでそんなこと聞いてくるんだ?」と思って聞いてみたら
「◯◯さんが佐藤くんが詳しいから聞けって言ってたんだよ」
と言われて、おいおいおいおい、ちょっとEvernoteのこと話しただけじゃないかよと。
けど、それからちょいちょい聞いてくる人が増えたので、
自分も知らないことが悔しくて調べるようになり、
結果的に他の人よりもずいぶん詳しくなって興味も出てきたのでした。
期待感が責任感をつくり、やる気をつくる
ぼくのようなひねくれ者って、実のところ、期待されることにはめっぽう嬉しいんですね。
「これやっといてね」って言葉には全然反応しないくせに
「ねえねえ、これ知らない?」と言われたりとか
「このことならあの人」とか言われると、
表情には出さないんだけど「お、おう」とか言ってすげえ喜んで、
自分が知らないことだと意地でも勉強しようとするんですね。悔しいから。
今回の上司の
「佐藤くん、こういうアプリない?」とか
「◯◯さんが佐藤くんが詳しいから聞けって言ってたんだよ」とか
っていう言葉はまさに期待感になっていて
その後にぼくが知らないくせに責任感を感じて調べたりするのは悔しさからですね。
期待感が責任感をつくり、責任感がやる気をつくるってわけです。
だから
こういうひねくれ者って、
「これやっといて」って指示で動かそうとするよりも
「これできるよね?」「これ詳しいよね」って言ってあげたほうが動くと思うんですね。
なので、ぼくは逆に後輩にそういうひねくれ者がいるときは、逆に任せるようにしました。
「あの人が詳しいよ」とか「できるよね、よろしく頼んだよ」とか。
もちろん、完全にできなさそうなこととかは無理すけど。
それでも後輩を観察して、見るわけです。
『後輩の成長を考える上で「後輩観察日記」をつけたらめちゃくちゃ良かった』
***
ひねくれ者にこそ、期待感を。
「それはあの人に教わるといいよ」
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