相談「悩みを聞いてくれる元カレに今カレから戻るべき?」→ 「全員と別れちゃえ!」
相談
(24歳 女性)
社会人3年目です。
3か月ほど前に一つ下の後輩と付き合っていました。彼とは一緒に仕事をしていました。彼と別れた原因は仕事中に彼にイライラすることが多く、彼にだけきつく当たってしまう自分が嫌で仕方ありませんでした。
またそんなときに友達の友達とみんなで遊びに行くようになり、そこで出会った男の子が私に好意を寄せてくれました。その人と二人で会うことも増えて、次第に私も彼に惹かれていきました。
そして私は後輩と別れて、彼と付き合うことにしました。
彼と付き合って三ヶ月、彼は初めての就職をし、私も異動などの関係で仕事がばたばたしていました。私にばかり仕事がのしかかり、上司からも怒られ、毎日泣いていました。
誰が助けてほしいと思っていたとき、話を聞いてくれ助けてくれたのは、以前一緒に働いていた後輩でした。後輩は事務の仕事から営業に変わり、関わることも減っていましたが、私が大変だろうなと気にかけてくれていました。
そこから少しずつまた以前のように仲良くなり、私の悩みを相談するようになりました。
今、付き合っている彼氏に仕事の相談をしたことはありません。仕事の話をするのは嫌がるからです。後輩に相談していることを一度彼氏に打ち明け、私が頼りにしているのは後輩だと言うことを話しました。私は彼氏が後輩に話すんじゃなくて、俺にしてほしい。俺を頼りにしてほしい。と言ってくれることを期待していました。しかし、彼は俺じゃ仕事の話はわからんし…といった感じでした。そんなことわかっていますが、私はただ聞いてくれるだけでもいいのにと思っていたし、頼りにしていないと言ったのにそれでいいんだとショックでした。
そのときから、私は彼に対する気持ちが薄れ、後輩に気が向くようになりました。
そして先日、後輩からやり直したいと言われ、私は迷っています。後輩と付き合ってまた同じことにならないか。今の彼氏と別れたほうがいいのか。どちらが好きかと言われれば、今は後輩に気持ちがあります。でも、これは一時の気持ちなんじゃないか、今の彼氏と別れたら、彼を紹介してきた仲良しの友達とも関係が悪くなるんじゃないか。色んなことを考えると、どちらを選ぶべきなのかわかりません。
私はどうするべきなのでしょうか。
なーるほど。
元カレさんにはきつくあたってしまったけども、自分が辛いときに相談にのってくれると。
で、今の彼氏さんは、元カレさんに相談している(と知っているのかどうかはわからないけども)自分の状況に対して「こっちに相談してよ……!」と言ってくれない、と。
カギは、自分の理想と現実の呪縛を解き放つこと。
お悩みに対して、大地が脱線をしたり、一緒に悩んだり、脱線をしたり、たまに解決策めいたものを出すかもしれない、このコーナー。
これまでのお悩みについてはこちら
・「高3の次男が将来何をやりたいか分かりません。」僕「大学院卒業しますが、夢ありません」 - 人生かっぽ —佐藤大地ブログ
・「親の育て方、正解?不正解?」「親がどうだろうと子供の責任は自分の人生を正解にすることです」 - 人生かっぽ —佐藤大地ブログ
・「好きと言ってしまったら関係が崩れそうで怖いです」僕「逆に好きって言わないとしたならどうなるんだろう?」 - 人生かっぽ —佐藤大地ブログ
・「結婚する運命ってあると思いますか?」→ 運命計算機ってあると思いません? - 人生かっぽ —佐藤大地ブログ
・相談「忘れられない元彼がいます」→ 墓、作ってみてはどうですか - 人生かっぽ —佐藤大地ブログ
思いますよね。
相談しているのに、いいの?みたいな。
悔しくないの?
そっちに行っちゃうかもよ?
大丈夫なの?
みたいな。
ちゃんと私のことつかんで離さないでよ?
離しちゃダメだよ?
みたいな。
あ、これぼくが映画『ソラニン』で大好きなセリフなんですけど。彼女が借りてきて横で何気なく観てたのに気づけば彼女がドン引くくらいひとり大号泣してたんですけどね。
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まあ、つまりこっちとしては。離して欲しくないわけですよね。
恋人ってのは、理想としては自分の負の側面、弱い部分、そういうとこをきちんと、そして喜んで受け止めてくれる存在でいてほしいわけですよね。
なのに、それをしない。
もう、打たせて取ってゲッツーしようと打ちごろのスピードでボールを投げたのに、見事なる三振をしてくれちゃう。
いや、今の彼氏さんはもしかしたら
「あの子を解き放て、あの子は人間だぞ!」
みたいな気持ちで相談者さんと接しているのかもしれません。
だから別の人に相談されたとて気にしない。解き放っている。
ただ、ですよ。
こんな諸々の状態をふまえた上で
一度、自分の理想と現実をきちんと区分けしたいですよね
「こうしたい」理想と「実際はこう」という現実を分ける
なんか相談者さんってすごく周りの人の視点に立ちやすい人のように思うんですよ。
「私がこうしたら、あの人どう思うだろう」
「私がこんなことになったら、あの人悲しむよな」
っていう感じに。
元カレさんにキツくあたって悲しませる自分でいたくなかった。
今カレさんに相談せず元カレさんに相談して悲しませる自分でいたくない。
今カレさんと別れて友人が嫌に思う自分でいたくない。
こういう「こうしたい」「こうしたくない」という自分が頭の中で描いてる理想像が、だんだん現実と見境つかなくなってしまうんです。
つまり、最初は「こうなって欲しい」「こうなってほしくない」としか思ってなかったことが、次第に「こうなってるんじゃないか?」と勘違いしちゃう。
元カレさんにキツくあたって悲しませている。
今カレさんに相談せず元カレさんに相談して悲しませている。
今カレさんと別れて友人が嫌に思わせている。
実際のところは
元カレさんはキツく当たられても、実際は傷ついていなかったかもしれない。
今カレさんは他の人に相談されても実際は嫌がっていない。
友人さんとは今カレさんと別れても実際は関係が悪くならないかもしれない。
それが、まさに自分自身を苦しめ過ぎていませんか。
ぼくはそれに結構苦しめられていましたが、あるとき気づいたんです。
「あ、そうか、これ自分の理想像だ」と。
自分ひとりで理想像が現実と混乱し始めて、苦しんでたんですよ。
「きっと別れたらこの人、夜通し泣くんだろうな、だから別れられない」みたいなふうに思ってた。
けど結局、夜通し泣いて欲しい自分がいて欲しかったんですよね。
でも全然それなりにみんなカサブタを作って、立ち上がって歩き出してるんですよね。
世の中は、意外と自分なしでもまわっちゃったりしてるんです。
悲しいことですね。泣きたくなります。
だから、全員と付き合わないってのはどうですか?
誰かと付き合わないと誰かに申し訳ないなんてこと、いったん置いといて。
そうしたら、何が、こうだから、私が、こうしたいんだ、ってことが少しずつ見えてくると思います。
大事なことは
「あなたたちがどうこうじゃなくて、私がこうしたいから、こうしてるんだ」
と思うことから、じゃないかな。
ちょっとワガママになってみると、スカッとする。
それなりに全員と付き合わなくてもみんな幸せで、上手く行っちゃうかもしれないし。
「人生かっぽ」では、大地に一緒に悩んで欲しいことを随時募集しています。
応募は下記のフォームから。
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