はてブ詐欺でがっぽり稼ぐ方法を具体的にまとめてみる
最近はてブサービスでの荒れ方に対していろんな意見が出てきている。
そろそろはてなブログサービスがメジャーになってきてブログサービスの拡散性だけで使う人が増えたからなんじゃなかろうか。
「はてなブログのドメイン強いから」
「はてなブックマークでバズりやすいから」
「キュレーションサービスははてブのカウントを重要視してるから」
とかとか。
ぼくも正直その恩恵にあずかるもんでありますよ。
このブログも何回かGunosyとかスマートニュースやらに取り上げられてますけど、やっぱりはてブは強いという少しの確信と心象を得ておるところであります。
「メジャーになる」というのはそれだけ今までの「インディーズ時代の売れなくてもロックだぜ!」っていう感覚が薄れてきてしまって、当の本人らも、それまでのファンらも価値観がぐでんぐでんにされてしまいますよね 目指せ武道館。
ということで、最近のいろんな意見を見て、元恋愛詐欺師としては、はてブを使った詐欺の方法なんぞをちょっと考えてみたいと思った次第でございます。
こういう詐欺師はきっと出てくるだろうな、あるいはもう出てくるだろうな、という妄想録です。けっしてモンスター社員をうつ病にして会社から追い出したいわけではございません。
さて、詐欺の全体の狙いはこんな感じ。
はてブの人と仲良くなってブクマしてもらってバズらせてカモを増やしてお金を貢いでもらう。
そしてのその具体的な手口はこんなかんじ。
- 記事を15記事ためておく
- はてブする
- Twitterでもターゲットの記事を紹介する
- ターゲットのTwitterアカウントをフォローする
- Twitterで絡む
- 読者登録する
- 言及する そして褒める
- アクセスアップ記事を書く
- 収益記事を書く
- はてぶ自体について記事にする
- ジェダイにもダークサイドにもなれる
記事を15記事ためておく
適当な内容でもいいから記事を15記事書く。
「オススメの書籍紹介」とか「これでモテるようになる7つの鉄則」とか「悪用厳禁 たまごかけご飯が1分でおそろしいほど美味しくなる方法」とか「ブログを30分で5記事書く方法」とか。
「美」「金」「性」
これはネット上のコンテンツでは特に鉄板ネタです。みんなおおっぴらには見ないけど見たくなる。
訪問していただいたときにとりあえずタイトルをクリックしてもらうだけはしたい。あと読者登録。
内容はテキトーに書けばいいのです。詐欺なんだから。
ググって5記事くらい見て、使えると思ったポイントをじぶんなりにツギハギしながら書く。
内容量は1,000字は越えるようにする。
そうしないと、あとでGoogle評価を受けてるのとか嘘だってバレるので。
調べたところ、15記事あればじゅうぶんウン十万アクセス稼いでいるバケモノもいるので
(経験上、はてブがなくてもFacebookを使えばNewsPicks経由で1記事でバズります)
しかも、どっちかっていうと少ない記事でバズって稼いだってほうが「すげえ」って評価を受けやすいから、時間コストとの関係でこれくらい適度な量にしておく。
あるいは少しお金に余裕があるなら、クラウドソーシングサイトで1記事500円くらいで指定したテーマで記事を書いてもらっても良い。
はてブする
下準備ができたら、はてブをしていきます。
これは、こちらの存在に気づいてもらうための「アテンション」の準備です。
そのとき基準は
・テーマ型よりも雑記系ブロガーを狙う
・できれば大学生以下のブロガーを狙う
・はてブ数や読者数100人以下のブロガーを狙う
「テーマ型よりも雑記系ブロガー」を狙うのは、
テーマ型を書いている人って自信のキャラを前面に出そうとしているわけではない傾向があるので、交流を積極的にしてこない。だから、はてブ返しでバズらせていっちょあがりという作戦はうまくいかない。
日々の日記とか、日々のなかで考えたこととかを書いてるブロガーが格好の餌食。つまりわたし。
「できれば大学生ブロガー」って理由は、
大学生は主たる収入がないので稼げる方法をこちらが提案したときに飛びついてもらうため。
会社員とかだと安定の収益があるので、友達にはなってもらえるかもしれませんが、カモにはなりません。
あ、フリーターはなお良しです。収入が不安定気味でお金の話にすぐとびつくからです。つまりわたし。
大学生ブロガーの探し方は簡単で、ブログの説明欄やプロフ欄に大学生って書いてありがちです。
あるいはTwitterなどで「はてな」「大学生」あたりで検索するとがっぽりです。
「各記事のはてブ数少なめや読者数100人以下のブロガー」がいいのは
日々あんまりチヤホヤされていないけど、少しチヤホヤされると好感触を持ち友だちになる確率が高いからです。わたしです。
ブクマするときは無言ブクマよりもコメントブクマします。
コメントブクマのほうが書き手としては読まれた気がするからです。
とりあえずタイトルと最初1スクロールだけ読んで、本文引用して
「徒然なるままにヒグラシ。ヒグラシは悲しくないのだろうか」たしかに。人生も似ていると思った。
とかなんとなくなコメントをしていく。
これを何度もやっていく。10回はブクマする。
何度もやるうちに相手の記憶に「いつもの人」という印象がやんわり残る。
Twitterでもターゲットの記事を紹介する
ブクマをするとき、Twitter連動をオンにしておく。
そうすると、Twitterでもはてブコメントとともに記事紹介が流れる。
また、連動コメントのみではなくて
Twitter単独でアカウント名やブログ名を誰にも@をつけずにつぶやいたり、赤の他人に@でターゲットのブログを紹介したりする。
たとえば
「人生かっぽの記事はいつも心救われるなあ」
「どうしようもなく押しつぶされそうなときにこの記事に助けてもらった」
「@yeahfoo 僕がいつも読んでいる人生かっぽのこの記事はオススメだよ」
とか。
これは次のステップの布石。
ターゲットのTwitterアカウントをフォローする
ターゲットのTwitterアカウントをここでフォローする。
今ではブログ内にTwitterフォローボタンがあるひとがほとんど。
それがなくてもブログ名やブログURLでTwitter検索をかければプロフィール内にブログ名を紹介していてヒットする。
フォローしただけでフォロー返しする人はけっこういる。
してもらえなくてもこの後にフォローしてもらえる可能性がある。
フォローされるとターゲットは「どんな人だろう?」とトップ3つぶやきからほどは少なくとも見る。
そのときに、前のステップでじぶんの記事をめちゃくちゃ読んでいたり紹介してくれたりするのを見ると親近感をおぼえてフォローしてくれやすくなる。
巨大アカウントには通じないが、ぼくのような小アカウントには効果はかなりある。
Twitterで絡む
フォローして2日ほどしたときに、相手のアカウントにコメントを送る。
それほどねちっこくない、返信しなくてもいいリプ。
できれば
「どっかで美味しいラーメン屋さんないかなあ」みたいな困り事つぶやきみたいなのにコメントする。
あるいは
「〇〇買った!」という報告系に「使ってみてどうでしたか?知りたいです!」みたいな。
親近感がグッと増し、のちにはてブをしてくれる可能性がグッと上がる。
読者登録する
これほどまでに親近感を増したら、読者登録をする。
序盤に読者登録をしないのは、どこの誰とも分からない人間が読者登録しても、ターゲットは通知画面を開いて終わるだけだから。
親近感を持ってもらえば、通知画面でも「お、あの人読者登録してくれた」「仲良くなったもんなあ」って思ってくれる。
もっと望ましい結果はじぶんのブログまでなんとなく覗きに来てくれること。
この作戦のためには、Twitterアカウント画像とはてブアカウント画像が同じにする。
そのほうが同一人物と認識しやすいから。
ここまでで、詐欺の全体の流れの
「はてブの人と仲良くなってブクマしてもらってバズらせてカモを増やしてお金を貢いでもらう」
のうち、「はてブの人と仲良くなって」は完了。「ブクマしてもらって」の段階に入る。
言及する そして褒める
ブログの中で言及をしていく。
そしてその記事のなかでターゲットを褒める。褒めちぎる。
はてなブログは記事リンクを貼ると相手に通知がいく。
言及されるとだいたいの人はじぶんがどう言われているのか気になる。だから見に行く。
そしてせっかく言及されたのにコメントしないのも悪いし。じぶんのことをより多くの人に知って欲しいのもあるので、ブクマしてコメントする。
「〇〇さんの記事にこうありましたけど、ぼくは本当にその通りだと思いました。……リンク」
みたいにする。
で、このときターゲットをできれば3人以上登場させる。
なぜなら、3人がブクマしてコメントしてくれればそれで新着エントリーや注目エントリーとしてはてなのページで紹介されたり、はてブ記事紹介Twitterアカウントで紹介してもらえるから。
そうして、ターゲットたちに今度はじぶんのブログへの参加度を上げてもらう。
引き続き、Twitterでは適度に絡んだり、じぶんの記事をコメントしてもらったときは「なるほど」などと言ってありがたがる。
アクセスアップ記事を書く
ここからは「カモを得るステップ」
ブロガーであれば多くの人がブログを多く見てもらう方法には興味がある。
はてブユーザーを多く参加させたタイミングで、アクセスアップ記事を書く。
稼いでないけど書く。だって詐欺だから。
「月30万アクセスあったのでその方法をまとめてみる」
「1日10万アクセスあったので方法論を書く」
などというタイトル。
内容はこれまたググればOK。「30万アクセス」とか「10万アクセス」とかのキーワードで。情報をツギハギ&じぶんの言葉遣いで
そうすると、親密度の高い人から順にはてブがたまり、新着・注目に乗り、[あとで読む]タグが増える。
この記事によって、もっとアクセスアップについて知りたいというターゲットたちが読者登録などをしてくれる。
このターゲットたちをTwitterで検索し、今までやってきたように親密度を高める。
こうすれば、次はもっとブクマが増える。
そこから似たような記事を早いタイミングでさらに書く。
ブクマは以前よりも増え一気に沸点を越える。200ブクマ越えるとアクセスは万単位を越える。
収益記事を書く
もちろん稼いでないけど書く。
タイトルは
「3日でアドセンス稼げまくってワロタ」
「収益が月20万超えた」
「ちょっとうまくいったからアフィリエイトの極意をまとめてみる」
とか。
記事の内容?もううるさいほど書いてきた。ググってツギハギである。
ここに来て、育ててきたカモたちがヨダレをベロベロに垂らしながら読み漁る。ブクマする。あとで読む。読まないかもだけど。
ヨダレを垂らしているぼくをご想像していただければ幸いである。
はてぶ自体について記事にする
さて、ここまで来たらカモ諸君をお金に変えていく準備は整ったし、ある程度アドセンス収益は出ているだろうけど(ここは詐欺ではなく)、だめ押しをする。
はてブのオピニオンリーダーの位置を占めにかかる。
これでさらなるバズを呼ぶ。
基本的に参加型サイトはその中でシステムやサービスへのネガティブなことを言うと、炎上する傾向にある。
なぜって、みんなそこがある程度好きで集まっているので、そのようなネガティブなことを言う不貞な輩は根絶やしにしようと考えるから。
「おれは使えると思うけどな」
「こういうこというやつは辞めればいいのに」
「言っていることはある程度同意できるが、意に介さないところもある」などなどエトセトラ。
つまりこの記事ですよ。
これはNewspicksのムラでも同じことが起こっていて、
「中身の薄いコメントを大量に増やしていくやつはイラネ」「真のピッカーじゃねえ」
みたいなブログ記事を書いて貼ると、だいたいみんなコメントして大量にアクセス稼げるみたいなことになっていた。
タイトル見本は
「はてブに思うこと」
「はてなブックマークはもう終わってるかもしれない」
「はてなをやめることを考えている」
もちろん否定意見やら罵倒やらのブクマコメントも溢れかえってどんと祭(仙台正月明けの恒例行事)みたいになるけども
それまで作り上げてきた友だちは仲間になってくれるから、結果としては賛否両論になって、いい感じに中間意見の一部がファンになってくれる。
そして、その記事の末尾に今までのアクセス記事やら収益記事を置くことがダメ押し。
じつは意見自体はどうでも良くって、とにかくどんと祭(仙台正月明けの恒例行事)を起こして中間層をさらなるカモとして集めることが大切なのですね。
あとはここで集まった人に対して、有料の詐欺商材を売っていく。
「1日30分の記事作成だけで月50万稼ぐ方法」とか。
「ほったらかしでも月商100万円稼ぐ方法」とか。
ネットビジネスのモデルはこれ。無料メルマガ誘導して有料商材売ったりとかしているし、稼げる塾を開いてカモにする。
ジェダイにもダークサイドにもなれる
Revenge Of Return Of The Jedi / JD Hancock
ここまで読んで、気分悪くなった人、ごめんなさい。
この方法をやるからすべて詐欺だってわけではないっす。
やり方は使いよう。
ぼくだってブクマするし、Twitterで絡むし、読者登録するし、こうしてはてなについて意見も書いている。ブログのコミュニティだってつくってる。アクセスアップやら収益記事はこのブログでは絶対に書かぬと決めているけど。
言いたいのは
どんな方法論だって、システムの使い方だって、いつの世も使い方次第でダークサイドにもジェダイにもなる。悪にも善にもなる。
それはその時々の世の中の道徳心が決めることだとぼくは思うでござるよ。
君主政治も腐れば僭主政治になるし
貴族政治も腐れば寡頭政治になる。
民主政治も腐れば衆愚政治になる。
大豆だって腐れば納豆になる。
ただどんなときでもつまるところ、
自分が楽しんで誰かが楽しめる人には人は寄っていくし、自分だけ楽しむ人には道具的に扱われてしまう。
だって、読者ってそれほどバカではないと思うから。
好きなものにはたらくカンって、あんまり鈍らないと思うのですよ。
ちゃんと読み分けてる気もする。
そんなふうに思う。
言及機能だけは相手に意図せぬ通知がいかないようにして欲しいけどね。
まあ、そんなこんなで。
流行りの言い方をすれば「自戒を込めて」
人生を、かっぽしよう
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