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人生かっぽ —佐藤大地ブログ

哲学、言葉、人生観、仕事、恋愛、など人生をかっぽするような物語をつむぎます。宮城県 仙台市を主な活動拠点とする佐藤大地のブログです。2014年からEvernote公式アンバサダー。大学院では政治学を研究していました。

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「失敗上手な人ほど趣味を全力でやる」とタモリの言葉が気づかせてくれる

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週刊ポストの2015年10月6日号の記事で、タモリさんの記事があって、その言葉にハッとする。

「遊びってのは仕事じゃないんだから、ダラダラしてちゃダメなんですよ。真面目に、厳しく遊ばないとね(笑い)」

(本号 p23より)


http://www.weeklypost.com/151009jp/img/coverpage.jpg


だからタモリさんっていろんな仕事を上手にこなせているのだなあなんて思う。


成功人ほど趣味上手

伊勢海老料理 - 中納言 神戸ハーバーランド店。
伊勢海老料理 - 中納言 神戸ハーバーランド店。 / Webryone

遊びが「ダラダラしてちゃダメ」ってのは、一見矛盾しているように見えて。
素直に読むと、「仕事はダラダラしてもいい」みたいに読めるという。

タモリさんの真意はよくわからないけども
ぼくが思うに
「遊びだからこそ、全力でやらないと面白くならない
 仕事は黙っててもだれかが必死にさせてくれるから」
そんなふうに受け取りました。


それで、これが最近「じぶん、趣味ねえなあ」と思って
少しずつ趣味的な遊びをし始めたぼくにはドンピシャに響いたわけです。



いませんでした?まわりに、ゲームやらせても勉強やらせても仕事やらせても上手いヤツ。

芸人がよく飲食店の経営を始めるのも、スポーツをやっていたりするのも、そうだと思うし、
ぼくの身近にも仕事テキパキこなす人で趣味もめっちゃ極めている人もいる。


趣味が多いひとほど、なんかいろんなことが上手くいってるイメージがあって
これなんでかなあとか思ってもいたんです。
それがやっとしっくりきて。



「失敗してもいいよ」とか……できるか!

Crayfish
Crayfish / coniferconifer




どうして遊びをマジでやるやつが本番でもうまくいくのか
それは、「失敗」ってのがマジで取り組む人だけが経験できる特権だからだと思うんです。


「失敗は成功の母」


とか申しちゃいますよね。
たくさん失敗することで学んで成功に近づく、と。
人生かっぽでもそれは取り上げてきた話題です。

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よく「いいから失敗してみなさい」「どーんと」とか言ってくれる職場があったり
「失敗でしかつかめないものがある」とか言ってくれる人もいるんですけども。
まあ、たしかにこういうひとたちによって励まされるんですけども。

けどね、
正直、めっちゃこわいじゃないすか。
失敗するって。

失敗してもいいよ!とか言われて、
じゃあPKみたいな場面を目の前にして、
どーんと行けるか!って話ですよね。


そう、なんだかんだでぶっつけ本番で生活やら命やら責任重大やらで失敗できない場面で
他がやらない大胆な方法って選べないんです。
ありきたりでも失敗しづらいとこに逃げ込んじゃう。
視野がせまーくなっちゃうんですよね。



そう、本番で失敗なんてできない。
できるかばかやろー。


仕事などのじぶんが「本番」だと思うところで、失敗覚悟で大胆なことはできない。
だから、けっきょくありきたりなつまんないやり方しかできなくなってしまう。



きちんと失敗できる場所を探す

CRAYFISH PARTY @ IKEA HUNABASHI
CRAYFISH PARTY @ IKEA HUNABASHI / doronko


じゃあどこで失敗して学ぶのよってところで
出てくるのが、「本番」に対して「遊び」で。



しかも「遊び」でも「マジ」な「遊び」。マジ遊び。
このマジ遊びで学んだことを、仕事という本番に生かしていく。


img src="https://www.evernote.com/l/acas3krxgdlijk3fchvqxkrdpjako2lcfiub/image.jpg" alt="img_4391" /


遊びでも無駄に疲れるときがあります。
それは中途半端にダラダラして遊ぶとき。
中途半端がいちばん疲れるんですよね。
ダラダラしてると、おもしろくない。

けど、遊びって別にだれかが厳しくノルマを課してきたりしないから
ダラダラしてもぜんぜんかまわない。

けど、ダラダラしてると、「失敗」ってなくなるんですよね。
だって何も狙ってないから。「よっしゃいっちょこれを狙ってみるか」とか。
糸垂らして日向ぼっこだけして釣りしたいひとに「ねらい」とかないですよね。
(いや、あくまでその遊びを否定しているわけじゃなくて
 これは、マジな遊びではないって話)


「ねらい」があるから、「失敗」があるんです。
ねらいを持って、そのねらいに少しでも近づこうとすることを、「マジでやる」とぼくは呼ぶわけです。


で、遊びだと、このねらいに近づくなかでいろんな大胆な方法を失敗してもいいからって試せるよねっていう。

ぼく、高校のバスケ時代に仲間で相手に背中向けて変なシュートしてるやついたんですけど
そいつめちゃめちゃそのシュート成功率高かったんです。
そのときは「こいつふざけてるなあ」と思ってたんですけど
そいつはいつも自主練でそのシュートで遊んでたんですよね。
試合での成功率も、こうしてマジで遊んだ成果だったんだろうなって。


本番でうまくいくひとって、別に
「失敗してもいいからどーんと今までやったことないことやっちゃえ!へいへい!」
とか考えてるんじゃなくて、
常日頃から、周りが大胆に見える方法を
遊びという責任感のないなかで何度も挑戦して、失敗して、
それでそのなかで成功して、それを本番でもやっているのだと思うんです。

つまり、
マジで遊んでいるひとは、しごく真っ当に、
「成功するでしょ」と高い確信があるなかで、そのやり方をとっている。
けれども周りからするとそれが大胆に見える。



ということで、
「失敗は成功を生む母。
 しかし
 失敗を生む母は趣味という遊び」
です。





マジ遊びをできる趣味には、
できる限りじぶんの頭と体を使って楽しめる趣味をもちたいなあと思います。
読書とか映画鑑賞とかだとこの場合の趣味には不向きかなと。
じぶんが受け取る側にまわってしまうので挑戦できません。

最近のぼくの趣味は
囲碁と株と筋トレです。
楽しいです。 はは。



そうやって、ストレスのある本番のなかで、
ストレスのない遊びの中で身につけた方法を使っていく。

だから、趣味は成功への近道だと思うんです。
ちゃんと遊びます。



人生を、かっぽしよう

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