懐かしすぎ。漫画『ビーダマン』を小学生たちと読んで思ったこと
先日、寝ぼけて漫画を10冊以上ポチってしまいました。
それでも一冊11円とか破格すぎる。
いつまでセールやってるのかわからないけれど
2016/02/13現在はまだ安い
それで
懐かしいものもその価格帯になっていて。懐かしすぎてついつい気づいたときにはポチっていた。
めっちゃ流行っていたよなあ。ビーダマン。
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全15巻が¥11×15=¥165(2016/02/13現在の値段)って。
連載されていた当時のぼくは想像だにしていない値段である。
ビーダマンはぼくが小学生のとき『コロコロコミック』で連載していて。
おこづかいをもらってなかったから、クリスマスや誕生日に買ってもらったものを大切にしてたっけ。
マンガの中の世界になんとかして入り込みたくて、友達の家のジャリや芝生がある庭とかをフィールドに見立てて遊んだりした。
今でも地元を歩くと、昔遊んでいた場所を見つけて懐かしくなるわけで。
よくもまあこんな狭い場所で遊んでいたよなあと懐かしくなる。
もっともっとだだっぴろく感じていた。昔は。
のすたるじーっく。
ぼく(S63生まれ)が現役コロコロ男子のとき流行っていたモノは、
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そこらへんかな。
ゲームでいうとポケモンが圧倒的に人気だったけど、カードヒーローとか(これはコロコロじゃないか)。
結局、ビーダマン連載途中でぼくは小学校を卒業してしまって、そこから中学校に入ると自然とジャンプ派になってしまっていた。
そういうもんなのだろうか、男子って。
コロコロ男子も次第にベイブレードが圧倒的に人気になって、ちょっと前に新大学生に話したら、ハイパーヨーヨーの話をしても通じなかった。「なんですか? ロングスリーパーって? めっちゃ寝ないと生きられない人?」それ冬眠中の熊だろうがおい。
時代の転換って本当にあるんだなあ。
ぼくにとってはビーダマンはじめハイパーヨーヨーやミニ四駆は普遍で。
ミニ四駆を知らない人なんていないと思っていた。
ぼくら子どもは世界中がミニ四駆をやってるもんだと思っていた。
流行ってるとかどうとかじゃなくて。当たり前のようにみんながやるんだと。
けど、興味はうつりかわっていく。ミニ四駆なんてまるで知らない人らと話すようになる。
それでも、なんとなく挑戦したくて
試しにぼくらの時代が通じるのかと挑戦する気持ちでいまの小学生にビーダマンの漫画を見せてみる。
「一巻だけね」
と言うと、最初はしゃべりながら読んでいたけど、次第に無言になってiPadを右に左にめくるようになる。
わきで顔をのぞかせながらぼくも、
「ああ、あったあったこんなシーン」
なんて思いながら一緒に読む。
気づけば、また、わくわくしていた。
読ませた小学生たちもビーダマンを知らなくてもみんなワクワクして読んでいる。
「このビーダマンが後でこんなふうに進化してさ」
「アイツめっちゃ強いんだよ」
なんて話をする。
「流れて行く」と書いて「流行り」と書く。
流行りは季節がめぐるように移り変わっていく。
そんな時代もあったねと。
永遠なれ、と願っても、諸行無常の響きあり、沙羅双樹の花の色。
散りゆく桜も美しきかな。
ずっとなんて願うこと自体が履かないのかもしれない。
それでも
おもしろいものは、いつの時代だって共有できる。
散りゆく桜の美しさは、流行りが過ぎ去ってもまた、面白さを共有できる。
流行りものを共有できない時代のミゾも、面白いものは越えていけると、一緒に漫画を読んでみて思った。
ぼくの年だともうお父さんになってる人も多いだろうから、子どもと面白さを共有するのもいいなぁと思ったりする。
人生をかっぽしよう