ふらっとベンチに座り、僕の視線の向こう側にひとりの男性が見える。
彼は、駐車場案内のバイトをしているんだろう、と。
詳しくは分からないですけど。
けど、彼はさっきからずっとスマホを見ている。
車が来ると、さっと立ち上がって車を誘導する。
車がなくなると、また座って画面を見る。
あー。と。
働くことがつまんなくなる瞬間。
時間がお金になっていく瞬間を見た気がして。
与えられたことの中に、自分が楽しむ意味を見つけられなくなると
それは単に自分の時間を切り売りしていくことを意味してしまう。
例えば駐車場案内の最中に
ここは、どの時間帯に、どれだけの人通りがあるとか
そんなことを考えるだけでも全然その時間の楽しさが違うのに。
そんなことは一銭の価値にもならないかもしれない。
けど、一銭の価値のために働いてしまうことは
自分の人生をどこかむなしくさせる。
流れて行く時間を忘れるために
「今この瞬間」
ではなく
「いつでもどこでもできる時間」
へと置き換えて。
携帯画面を開いてしまう。
そうやってスマホを開いている内に、金額のメーターは動き
金額のメーターが動くのを、ひたすら他の時間で潰していく。
ちゃりんちゃりんとお金の音がする。
そうやって老いて行くのだろうか、とか考えると
無性に働くことが悲しくなり。
そういう働きに自分も生かされているんだということに
無性に悲しくなるのです。
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