人生かっぽ

人生かっぽ —佐藤大地ブログ

哲学、言葉、人生観、仕事、恋愛、など人生をかっぽするような物語をつむぎます。宮城県 仙台市を主な活動拠点とする佐藤大地のブログです。2014年からEvernote公式アンバサダー。大学院では政治学を研究していました。

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5月病が始まろうとしている。それならば。

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5月病が始まろうとしている。
どんよりとした気持ちが胸ん中に広がろうとしている。


5月病。
何年もこの病魔と付き合っていると
何となくそうなる理由が分かって来た。

5月病が5月にやってくる


新しい生活が始まると
最初は真新しいことばかりが始まる。

描く姿はだいたい希望的観測だ。
こんなことしてみよう。
こんな風になったら楽しいな。
きっとこんなに楽しいだろう。
最初から悲観的に物事見ている人間のほうが少ないだろう。


5月に入ろうとしている。

段々と日々やることに追われてくる。
仕事が作業に切り分けられて行く。

まるで積もって行く目の前のテトリスを消すのが精一杯になるように。
やりはじめのときとは違う。
ただテトリスをすることが楽しかったときとか
どうやって高得点を取ろうとかいう
めらめらと理想像に燃え
楽しいことが多い状態とは違う。


5月病


ああしたい、こうしたいという未来。
それを失った行動は、嬉しいも苦しいもない。
感情を失っていた。

五月病の僕は
感情を失った行動に
希望やらなんやらというポジティブなものを見いだそうとする。
見いだせないのに。

そうすると、ギャップに苦しむ。
小さな失敗がどんよりした苦痛になる。
通るべき過程とか、乗り越えたい課題
なんてものには見えなくなっていた。


それならば


5月病

それは現実に追われるから、現れる。


それならば
と僕は思った。

感情が表れるまで淡々とこなそうと思った。
感情の無いものに感情無くこなして行く。

頭が働く前に。
何だか悪いことを考える前に。
体を動かす。

考える前に手を動かせ。体を動かせ。

体が動くと、感情も戻って行く。
じんわりじんわりと湧いて来るものがある。


そして、気持ちがちょっとだけ上向いて来たら
自分が当初抱いていたこと、原点を思い出す。
どうして自分はこんなことやろうと思ったんだっけ?
どうして自分はこんな場所にいるんだっけ?
もう一度言葉にする。

そうすると
見えなくなっていたものがもう一度よみがえってくる。


希望的な状況はまだきっと訪れない。
きっとまだまだ訪れない。
そりゃそうだよな、と。
そんな簡単に上手く行くわけが無いから。
自分が与えてもらおうと思っているうちは。


頭じゃなく、そうだ、体を動かそう。