人生かっぽ

人生かっぽ —佐藤大地ブログ

哲学、言葉、人生観、仕事、恋愛、など人生をかっぽするような物語をつむぎます。宮城県 仙台市を主な活動拠点とする佐藤大地のブログです。2014年からEvernote公式アンバサダー。大学院では政治学を研究していました。

MENU

佐藤ノート№16 〜受験生の「あき」は夏にくる〜

follow us in feedly


勉強を続けていくうえで
意外と厄介な問題がある。
「飽き」だ。

一生懸命やらないと。
もっとやらないと。

分かってはいるのに
気怠さに襲われて
手が一向に動かない。

僕も受験時代に
「飽き」と格闘してきた一人だ。
二浪目の夏、やはりそれはやってきた。
さすがに、現役・一浪と
何度も飽きに直面すると
飽きが通り過ぎるのを
黙って待っていることもできず
何とか解決しなければならないと
決意したわけだ。

具体的にいつ飽きるのか考えると、
夏と冬に大きな波が来ることが分かった。
もっと突き詰めると、
夏と冬の、授業がなく、
毎日のように一人で勉強しなければ
ならなくなったときだった。
学校に行く用事がなくなると、
朝起きたままの恰好で勉強をし
時間も区別をつけることなく
何をいつまでやるか決めずに勉強していた。
そんな生活が二浪までの
夏休みや冬休みの過ごし方だった。

逆に考えると、
授業期間はあまり飽きてなかった
ということだから
授業期間のままの生活リズムで
自習計画を作って行動してみることにした。
休み時間は
休み時間にやっていたことをやって
授業時間になったら
授業のようなことを自習でやる。
自習なのに
答え合わせすら次の日に持ちこして
予習・授業・復習のリズムを崩さなかった。
内容の関係上、
90分のコマを
二つに分けて違うことはしたけれど、
コマの中で休憩は禁止。
辛かったけれど
初めてまともに夏を過ごしている気がした。


飽きの解決策は人それぞれ違う。
僕だって
人からお勧めされたものを何回も試したが
全然効き目がなかった。
だから
自分をしっかり観察しなければならない。
いつ飽きて、いつ飽きないのか。
そう言われると
あまり自分を
観察していなかったことに気づく。

浪人生は自らを見つめ直すいい機会だ。
もしかしたら、
今までのどうしようもない状況も
自分をもっと見つめれば
解決の糸口を見つけられるかもしれない。