人生かっぽ

人生かっぽ —佐藤大地ブログ

哲学、言葉、人生観、仕事、恋愛、など人生をかっぽするような物語をつむぎます。宮城県 仙台市を主な活動拠点とする佐藤大地のブログです。2014年からEvernote公式アンバサダー。大学院では政治学を研究していました。

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大事な連絡に返信しないくせにSNS更新する人に、僕が「1/5ルール」を持つと決めた日

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こっちの大事な連絡に返信しないでTwitterは更新してやがるな、あいつ…

だったら返信返せよ…

「ねえ、これ、どうなってんの?返信待ってるんだけど」
我慢できずに送信ボタンを押す。

……

読んでいるか確認する。


未読スルー……

タイムラインを確認すると、楽しそうにコメントしている…

このやろう…


こういう場面には何度も何度も出くわしてきて。

で、そのたびに ワナワナ イライラして、ストレスがたまる。


ただ、じぶんがかつてそうなったときになったときがあって。
そのとき、ぼくの幼稚園のトラウマが思い出されました。

ぼくのトラウマ

Menchi Katsu Curry
Menchi Katsu Curry / Mike Saechang


そのときやることの締め切りはとっくのとうに過ぎていて。


なんとなくやることに向き合えないけど。

相手から「どうなってますか?」「締め切りが近いので連絡してくれないと困ります」と連絡がガンガン来て、
「ちょっと待ってください」とも言えないし、言いたくない。


ぐだぐだもやもやしてるとき、お風呂に入りながらぼくは、この感覚何かに似ているなあと思った。

で、重苦しく思い出す。

何かって言うと、幼稚園のときにやった長縄跳びの記憶。


長縄跳び、ぼくはあまり得意ではなくて、なのに周りの子らは軽々跳んでいて。

だから回っている長縄に入るタイミングをじぶんなりに見極めているのに、
背中から「いけるいける」「いま、行けたじゃん」とか言われるの、すごいストレスで。


そういう感覚ってずっと覚えているもので、この感覚をそのときにも思い出したんです。
「ああ、いつも言われてる人はこういう気持ちだったんだなあ」と。

他人にやられて初めてわかることってのは、たくさんあって。
そのときも、そんなことにやっと気づいたんですね。


返信をなかなか返さないとき、ぼくらの頭の中をのぞいてみれば、
ちょっとタイミングを見ているときだったりする。

決してサボってるわけではなくて、ちょっとぎゅうぎゅうと背中を押されたから「ちょっとタンマ」って言っているだけで。


恋人たちの例で言うのなら「距離をおきたい」ってことを無言でやってるんだと思う。

それなのに「どうして連絡しないの?」って追い込んだら
「距離をおきたい」で済んでいたものが、「別れましょう」になってしまう。


相手なりにもう一度こっちに近寄るタイミングを、ほかのことに意識を移すことで
長縄に飛び込むみたいに、もう一度さぐっている。




「じぶんが必要だと思う間+1/3」待ってみる


だから相手に連絡するときはルールを持つようにしました。

連絡するときは、
そもそも返信のタイムリミットすら持っていないときもある。

なのに、返ってこないと「まだ?」とか思う。
そもそも「メール1日以内返信ルール」なんて、はっきり打ち出してるのはマッキンゼー&カンパニーくらいなんだから、
きちんと相手に「できれば1日以内に返していただけると助かります」って言わないといけない。


それでも返ってこないときは、すぐに「連絡ください」ってやるのではなくて、
よっぽど緊急のとき以外は「締め切り期間 x 1/5」は余計に待つようにする。

たとえば、10時間後にじぶんとしての締め切りを設定するとしたら、2時間はもうちょい待つ。

これ、やったからって別に統計的に返信が返ってくるとかそういうことではなくて。
結局、「じぶんのペースで待つ人間ではなくて、もう少し相手を待つ人間になる」という意思表示をしてる。


「聴くことは待つこと」
ということを、鷲田清一もここで言っていて
本当その通りで、待てない人間にならんと、聞上手なんて言えないよなあと。




催促しない。メシでも誘う。

それでも相手に連絡するときは
「ごめんね、忙しい中」
と連絡したいなあと思ってるんです。


どれだけじぶんが相手よりも頑張っていたとしても、
どれだけ相手のせいで仕事が遅れていても。

私は私のタイミング。相手は相手のタイミング。


決して高圧的にならないことが大事なんだと気付きました。
それでなくてもこっちにおびえているので。


で、「どうなってる?」って連絡しないで、「メシ食う?」とか連絡する。

仕事の話をするためにメシを食うのではなくて、メシを食えばなんとなくモヤっとした気持ちが整理できるから。相手もきっと。


相手を道具として見ると、それは相手にも必ず伝わっちゃうって、何度も何度も失敗して、不器用なぼくはやっと気づいたんです。



 ***


相手には相手のタイミングがある。
こっちにはこっちの都合があるけど。
その飛び込むタイミングだけは相手から奪ってはいけない。

だから、ちょっとだけ、限度プラスアルファ待ってみる。

待てる人間に、なりたいっす。



人生を、かっぽしよう
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