人生かっぽ

人生かっぽ —佐藤大地ブログ

哲学、言葉、人生観、仕事、恋愛、など人生をかっぽするような物語をつむぎます。宮城県 仙台市を主な活動拠点とする佐藤大地のブログです。2014年からEvernote公式アンバサダー。大学院では政治学を研究していました。

MENU

シェアする用の写真を撮る自分は、だいたい最初からできている

follow us in feedly

自分が感動したい台本は、事前にできている。


松島に、趣味の温泉に行ってきた。

f:id:daichi6388:20150320162550j:plain


いつもとは違うところを歩くので、いつもとは違う風景が見える。

日本三景・松島。
やっぱり美しいまちが続く。

ちょっと坂道を登って、振り返る。
すると、そこには海がある。

f:id:daichi6388:20150320165508j:plain


うおお、すげえ。

写真に撮る。



気持ちも晴れやかになる。
子供が自分に笑いかけてきて「おう、元気?」と心なしか瞳知らない自分がいる。

f:id:daichi6388:20150320165926j:plain

なんて素敵なんだ、松島。


と、そう思って写真を撮っていたときに、
ひねくれた自分が出る。


「おまえ、自分がそう見たいからそう見えてるだけじゃね?」

f:id:daichi6388:20150320165926j:plain
f:id:daichi6388:20150320165508j:plain
f:id:daichi6388:20150320162550j:plain

駅を出た時から、きっとお前は自分が見たい「ザ・松島像」を作り出して
きっと、友達にシェアするための綺麗なストーリーが出来上がっていて
「ほら〜こぉんなに綺麗な風景が撮れたよ」
とか後でシェアする用に撮っているだけだ。

そういう姿が「見える」んじゃなくて
そういう姿を「見ている」だけだろう。

f:id:daichi6388:20150320170413j:plain

最初から持っていた偏見を、自分の体験で完成させるために、
シャッターを切っていただけだろう。

f:id:daichi6388:20150320170046j:plain

きっと土地だけじゃなくて、人も、そうで。
「きっとこの人こんなんだろうな」と思ったら
その偏見を完成させるために
「やっぱりこういうこと言われた」
「やっぱこいつ馬鹿だった」
という部分の体験しか見ないと決め込んでいる。


そして「そうであれ」と圧力や暴力さえ加え始めていくんじゃないかなと。
いや知らず知らず加えてるんだろうと。


感動する台本だけではなく、
やっぱりあの人を嫌いになる台本も、
だいたいは最初からできているような気がする。
その予定通りの未来をつくることで、思い通りが、安心感をつくる。
だから、それを全て悪いとは言いたくない。


けど
そういうことばっかりしてると
いつか見てない部分から反撃を受けるんじゃないかと、思った。

f:id:daichi6388:20150320180913j:plain


関連する記事
『食事を写真に撮ることで、僕らは何をしているんだろうか』
『意味もなく、あてもなく、な1日もいい』
『傘がない女性と傘がある女性』

人生を、かっぽしよう
%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%82%A2LINE.001

スポンサードリンク








ブクマ(コメント)いただけると嬉しいです
このエントリーをはてなブックマークに追加

最近の記事一覧へ

書いた人のTwitter見てみる


Facebookフォローで情報受け取る方はこちら↓

毎日記事アップ中。このブログをフォローする。
follow us in feedly