人生かっぽ

人生かっぽ —佐藤大地ブログ

哲学、言葉、人生観、仕事、恋愛、など人生をかっぽするような物語をつむぎます。宮城県 仙台市を主な活動拠点とする佐藤大地のブログです。2014年からEvernote公式アンバサダー。大学院では政治学を研究していました。

MENU

どうせ失敗するなら 早く失敗しときなさい。と僕の上司が言ってくれて「失敗したい」と思えるようになった

follow us in feedly

最初はその意味がわかりませんでした。
「早く失敗しときなさい」


メンタルが弱い。
決断できない。
自分の決めたことに自信を持てない。

だからぼくは、大事な場面でもウジウジして手が止まり。
大丈夫かな大丈夫かなと考えて、手が止まり。


「早く失敗しときなさい」
その大切な言葉の本当の意味が理解できたのは、ゲームをしていたときでした。

Hot Cakes
Hot Cakes / jrandallc


アルバイトをしていた時に、
営業のためのビラを自分でデザインしていいよ、と初めて言われたとき、
いろんなレイアウト案を作っていて、どれにしよう、どうしよう、と迷っていました。
そして手が止まっていました。


結局このときは、上司にこちらの記事で書いたように「60点で提出」と言われたので提出しました。
『いつまでも仕事を提出できない僕を劇的に変えた上司の「まず60点取れ』

その言葉はその言葉でぼくを大きく変えてくれたわけですが
そんなぼくに対して、上司が
「どうせ失敗するなら、早めに失敗しておくんだよ」
と言ったのです。

それに対してぼくは理解できず
「言うて失敗したら怖いじゃない」
「失敗したら結局怒られるのはぼくでしょ」
と思っていました。


企業の中には、「失敗賞」という賞をつくって
失敗をほめて、どんどん挑戦してもらおうとしているところもあるそうですが、
ぼくはこれに対してはなんとなく違和感で、
確かに会社は褒め称えてくれるかもしれないけど
本当に大事なところで失敗したら、やっぱり死ぬほど悔しいし、周りからの非難もきっとあるだろうと思うのです。
なのに失敗賞があるからとどんどん失敗したれとは思えない。
たとえるなら、PKを失敗したキッカーを褒め称えるってなんかおかしいなという感覚です。


あのときのぼくは
「早く失敗しときなさい」
ということの意味がさっぱり分かりませんでした。



ゲームをしてふと気づく「失敗しとけ」の本当の意味


Fujitsu ARROWS-V F-04E.
Fujitsu ARROWS-V F-04E. / MIKI Yoshihito (´・ω・)


その言葉の意味に気付いたのは、
ゲームをしていたときでした。

ガンガン失敗している自分に対して、ふと
「どうしてゲームなら失敗できるんだろう」
と思ったのです。
ゲームの中でだったら
こうやって何にでも挑戦できたらな、と思ったわけです。


けど、同時に気付いたのは
「他のことでもゲームみたいな瞬間はあるんじゃないか?」
ということ。

そう、大学でもバイトでも、それ以外のことでも
ゲームみたいな、気軽に挑戦して、気軽に失敗して、気軽に学べるときはあるのに
自分がそれを見つけられていなかっただけじゃないんだろうか?
見つけようとしていなかっただけじゃないか?


あのときに上司が言ってくれた言葉ってのは
「どうせ失敗するなら、早めに失敗しておくんだよ」
にもうちょっと説明が必要で
「どうせ失敗するなら、早めに失敗できるチャンスを見つけて、
 そこで実践してみて、早めに失敗しておくんだよ」

ということではなかったのかなと思いました。

「本番で失敗してしまえ」
ということではなかったんだ、と。
単純な話、練習場所を見つけて、練習しときなよ、と。




失敗できる場所を作ってないのは自分


Mount Pancake
Mount Pancake / smittenkittenorig



実際、その上司、よくぼくにやっていたのは
自分のことを会社の外に連れ出して、「あの広告、自分ならどういうレイアウトにする?」とか
「おれの好きそうなコーヒーを会社の自販機で買ってきてみて」とか人の趣味とか好みを観察するゲームをしていました。
(ただのパシリだったのかもしれないけど)


たぶん、これも「失敗しておけ」ということのひとつで
大事な場面で初めて自分の力を試すんじゃなくて
日頃から試す場所を遊びながらでも探して、たくさん失敗しておきなさい、と。
そういうことだったんじゃないかなあ。


だから、ビラを考えるにしても、
「作れ」と言われて初めて知識をかき集めてやるのではなくて、
自分に来そうな仕事ではあったのだから、
日頃から色んなビラを見て
「自分ならこう作るな」とか考えて
「この店、このビラで売れてんのかな?」とか
「このスタッフの作ったビラは反応良かったのかな?」とか
近い経験を自分で意識して考えれば良かったわけです。


何か新しい知識を得たときに、
「早く失敗して身につけられる場所を探そう」
と思えるようになったんです。


Hotcake
Hotcake / haru__q


本番で失敗してもいいと言われるのは確かに安心するけど
本当に失敗したくはないわけで
だから失敗できる場所は、自分で見つけ出して、先にすっ転んでおきたいなと。


関連する記事
『いつまでも仕事を提出できない僕を劇的に変えた上司の「まず60点取れ』
『周りのデキる人につられてブレる人へ贈る。予備校講師のある言葉』
『後回しで最後にはギリギリな自分にサヨナラするには「弁当箱の洗う習慣」にヒントあり』

人生を、かっぽしよう
%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%82%A2LINE.001

スポンサードリンク








ブクマ(コメント)いただけると嬉しいです
このエントリーをはてなブックマークに追加

最近の記事一覧へ

書いた人のTwitter見てみる


Facebookフォローで情報受け取る方はこちら↓

毎日記事アップ中。このブログをフォローする。
follow us in feedly