人生かっぽ

人生かっぽ —佐藤大地ブログ

哲学、言葉、人生観、仕事、恋愛、など人生をかっぽするような物語をつむぎます。宮城県 仙台市を主な活動拠点とする佐藤大地のブログです。2014年からEvernote公式アンバサダー。大学院では政治学を研究していました。

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佐藤ノート№44 〜本を読みなさい〜

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本を読んだほうがいいよ。
本を読みなさい。
そういうことばっかり
お念仏のように言われ続け
僕たちは育ってきたし
実際そういう教育を受けてきた。
けれどその答えを教えてくれる人は
あまりいなくて
強迫観念のように
僕らを襲い続ける。


僕は本が読むのが大嫌いだった。
幼い頃はよく読んだと聞くが
物心ついてからは
それほど読まなくなっていた。
読まないからといって
誰かに怒られるわけではない。


その疑問の殻を打ち破ったのが
現代文だった。
現代文という服を脱いでしまえば
これらは小論文や論文だ。
ということは
誰かが誰かに伝えたいことがあって
書いたものということだ。
なにも問題文にしてほしくて
著者は文章を書いたわけではない。
問題で出会った文を真剣に読み込むうち
自分が日常生活で
新しい見方ができるようになった
と気付くに至った。
日常は普段と変わらないはずなのに
昨日とは全く違う彩に見えた。
感動した。
もっとたくさんの感動を味わいたくて
自分が見たことのない世界を見たくて
現代文が好きになった。
自分から本に近づくようにもなった。
今でも本を読むときは
一念発起しなければならない時もある。
しかし、側に本があって欲しいと思う。
その感情は
誰かがいつも側にいてくれる感覚に
似ている。


本を読んだほうがいいよ。
なぜなら
の後に続く言葉を
僕に言わせるのならば
きっと世界がもっと面白くなるから
としか言えない。
もっと論理的な言葉で
語ることもできるが
屁理屈めいてしまう。
本音はやはり、そういうことだ。
誰に褒められるわけでもないだろう。
それでいいと僕は思っている。

生きるのなら
その世界はもっともっと
面白いほうがいい。
それが持論だ。