人生かっぽ

人生かっぽ —佐藤大地ブログ

哲学、言葉、人生観、仕事、恋愛、など人生をかっぽするような物語をつむぎます。宮城県 仙台市を主な活動拠点とする佐藤大地のブログです。2014年からEvernote公式アンバサダー。大学院では政治学を研究していました。

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ケンカなんて一度もしたことない二人が別れた

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「ケンカしないんだよね、おれたち」
と言っていた二人が別れた。


おしどりカップルなんて呼ばれていた。

あんな風になれたらなと言われていた。


突然のことだった。


最後も、ケンカはしなかった。
けど、彼女は彼に思っていることを全て伝えた。


彼はそのときに、やっと気づいた。
うまくいってなかったんだ、と。

Sharing is Caring
Sharing is Caring / włodi


実際のところ二人の関係は
彼には、とてもうまくいっているように見えていて
彼女には、とてもうまく言っているように見えていなかった。


別れる半年前ほどから、別れる引き金になることを、彼女はすでに相談をし始めていた。


その内容は、相談相手をとても困らせるもので、
彼女の言葉をどう受け取ったらいいのかも、その言葉になんて返せば良いのかもわからなかった。



「ケンカ、できないの、いやなんだ」


彼女は悩みをそういう言葉で口にした。


「周りで付き合っている人同士がけんかしてる話とか、
相手のグチを言っているのを聞くと、いいなあって思う」


彼に特に嫌気がさすほどの不満があるわけじゃない。


けど、いつも自信の満ち溢れる彼の言葉に、自分の思うことを飲み込んでしまった。
最初は、そこが好きだったんだけど。


「言いたいこと言えばいいじゃん」
相談した人から、そう言われることもよくあったけれど、ダメだった。
言おうとする。
喉がふさがれたみたいになる。
このまま黙っていたらなんともなくなる、と思う。
そう思うと、何も言わずに笑っている方を選んでいた。


ずっと笑っている自分が、普通になっていた。



Blue jeans in a row
Blue jeans in a row / 305 Seahill


結婚
みたいなことを彼がさらりと言ったとき
彼女は不意に考えこんでしまった。


結婚
この状態が、ずっと続いていく。
私はずっと嘘をつき続けるかもしれない。
それは、不幸だ。
彼にとっても、私にとっても。



White object: shadows
White object: shadows / kevin dooley

「ごめんなさい」
彼女は最後もそんな感じだった。


思っていたこと、考えたことをすべて話した。

どうして、もっと前に言ってくれなかったの。
ごめんね。
今からだって、ケンカすればいい。
ごめんね。
ごめんね。


「正直になれないんだ、どうしても」
彼女のその言葉が、彼にはケンカするよりもずっと辛かった。
ケンカしたほうが、殴り合いのケンカをするほうが、まだマシだった。



Xiao Long Bao
Xiao Long Bao / Charles Haynes


「ケンカをしない」

こう言うと、トラブルが無いようで、聞こえが良い。
ささくれだったものがないって素晴らしいように思えて。


けど、そう見えているのは外側だけだったりして。
どちらかが胸の中でくすぶった日をもみ消していることがある。


言いたいことを言う
っていうのは、ときにお互いにあちこち傷を作るかもしれない。
どうしようもない致命傷を生んで、それが別れを生んでしまうかもしれない。


けれど、お互いに時間をかけてゆっくり考えていけば
その傷がカサブタになって、もっと強い皮膚になっていく。


「ケンカしないんだよね」と笑うよりも
「ケンカばっかりで」と言っているのに笑っているほうが、強さを感じる。


人生を、かっぽしよう

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