人生かっぽ

人生かっぽ —佐藤大地ブログ

哲学、言葉、人生観、仕事、恋愛、など人生をかっぽするような物語をつむぎます。宮城県 仙台市を主な活動拠点とする佐藤大地のブログです。2014年からEvernote公式アンバサダー。大学院では政治学を研究していました。

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佐藤ノート№23 〜ぶれないために捨てる〜

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二浪目の10月と11月
僕は一番集中していた。
やることが見えているようだった。
その頃には
夏に一度はまってしまった、
泥沼のような迷宮からは
遠く離れることができた。

春には来ないようにさえ思われた
「入試」が
水平線から太陽が見えるように
はっきりと見えるようになって
焦ってきたのが原因かもしれない。

準備が余裕で整っている
ということではなかった。
何「しか」しないかを決めた。
つまり
もうやらないことを決めた。
これは二浪目だからこそ
たどり着けた結論でもある。

二浪目だからと言って
大して「学力貯金」があるわけもない。
だったら受かっていた。
ただ、二浪していて気づいたのは
自分が受かるためにやらなければならないと考えていたことは
三年なんかでこなせない
ということだ。

限界まで時間を削った。
効率は最大限まで上げた。
しかし、時間は足りない。
そこで思う。
ここまで切り詰めても
どうにもならないということは
何かが無駄なんだ。
時間をかけすぎているんだ。
と。
やりたい参考書はたくさんあったし
これやれば偏差値あがるなぁ
なんて思ったけど
欲張らないことに決めた。
頭がよくなることが目標じゃないから。
巷には
「これだけやれば」とか
「一週間で」とか
銘打った参考書があふれかえっている。

人間にありすぎるもの
知識欲
勝利欲
逆にそれがありすぎるから人間らしい。
受験人生はそれらとの葛藤の日々でもある。
足りなすぎては受からないが
足り過ぎても受からない。

やるべきことは
今もうやっている。
大事なのはやるべきことを
信じ続けること
やりつづけること。




今日も素敵な一日でありますように。