嫉妬。どうして僕じゃなくてあの人が相談相手に選ばれたのか
どうしてぼくには
何にも話をしてくれないんだろう。
「佐藤くん、◯◯さんこの件で困ってるみたいなんだけど聞いてた?」
パートの大橋さん(仮)にちょっと前に言われた言葉が
のどに刺さった小骨みたいにひっかかる。
知っていましたか? 彼女への彼氏の一言が僕らに“幸せ”を教えることになるって
彼女は、彼氏のために鶏の唐揚げを作りました。
いつもよりちょっと工夫して、カレー味に。
Fried Chicken Bits, Japanese Style / naotakem
彼氏が唐揚げをほおばる。
彼女は、内心ドキドキしていたのかもしれません。
おいしいかな、どうだろう。
美味しいって言ってくれるといいな。
そんな風に、彼の箸先を見ないふりして
ほんとはきょろきょろ、気にしていたのかも。
説明したじゃん!話を聴かない後輩を変える一撃必殺を上司に教えてもらいました
「あ、え、何でしたっけ」
え、それ説明したじゃん。
聴いてなかったのかよ。
メモきちんと取っとけよ!
エプソン - カラリオ・プリンター(2013年秋冬モデル)「EP-976A3」「EP-806」 新商品体験+モニターイベント_050 / TAKA@P.P.R.S
バイトの後輩に話したはずの業務が
まったく耳に入っていない。
前にも説明したよね。
と言いたい気持ちを抑えて
ぼくの口はどんどん話すことに慣れて行く。
なんだか何度もショーを繰り返す、
遊園地のお兄さんみたいだ。
果たして後輩は聴いてくれているのか……
「良い子のみんなー?
聴いてるかなー?」
とでも言ってやろうか。
確かに事務方のバイトをやっているときは
書類の場所から機材の動かし方、ものの名称まで
覚えて使えないといけないことがたくさんありすぎて
一度聞いても、おぼえることがとても難しかったのです。
ただ、どうしてだ。
ぼくは
上司から仕事を教えてもらったとき
きちんと聴いていたよな。
この違い。
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