氷水をかぶる人が多くなっている。
その盛り上がりが昨日よりも今日、今日よりも明日というように
めまぐるしい量で膨張して行っています。
【話題沸騰中!】アイスバケツチャレンジに挑む著名人まとめ【果敢】 - NAVER まとめ
ぼくはなんだか膨張して行く盛り上がりを見て
最初からなんだかすっぽり抜け落ちた感覚を持っていました。
ずっと、それが何なのか考えていました。
そしてやっと、分かったのです。
そもそもアイスバケツチャレンジとALSを絡めた動きは
2014年7月あたりから始まったそうです。
ビルゲイツさんがかぶり、孫正義さんがかぶるあたりから
少しずつその運動に対してネガティブな意見もでてきました。
ぼく自身は、運動を見ながらALSについては調べていて、
ただその運動が盛り上がってきちんと寄付がなされていることはすごいことなのに
大切な何かがすっぽり抜けたまま、ただただぼーっとその膨張を見ていました。
それは誰が悪いと言うわけではなく。
この動画と出会いました。
言っていることを十分には理解できなかったのですが
最後のほうに泣きそうな感覚になってしまっている自分。
悲しかったからじゃなくて、嬉しかったわけでもなくて。
けど、大きな大きな、やさしさに似た、何か。
*翻訳はこちらから読めます
http://bit.ly/1tnQw0w
これは完全なるぼくの頭のなかの解釈ですが
彼のかぶる氷水は、だれを思ってかぶっているかはっきり伝わって来るんです。
それがどんな人(たち)なのか分からないけど
彼は笑ってほしくて
とにかく笑ってほしくて
その人たちに
笑って、と氷水をかぶったんだと。
そして、笑おう、と。
ここだ、と。
ぼくが最初からこの膨張を見ていて
すっぽり抜け落ちていた感覚はこれだった、と。
そんな気持ちは
アイスバケツチャレンジがそもそも想定したものと
違うのかもしれません。
けど、ぼくは
この気持ちこそ、膨張してほしいと思ったんです。
この大事な大事なものが、膨張したら、
3の何乗、何十乗で世界を包んで行ったら
なんかこの世界は想像力のカタマリみたいなもんになると思うんです。
いま、この気持ちになって
ぼくはきちんと、お引き受けしますと言える気がして。
まあけど話は来ていないんですけど。
けど、指名が来る前に
ぼくはぼくなりの方法でアイスバケツをかぶります。
ぼくは想像力のカタマリをでっかくしたい。