話の切り出し方の超誤解 天気の話題で気をつけたいこと
初対面を何とか克服したい。
会話術の本を手に取る。
「初対面の人とはまずは天気の話から入りましょう」
なんて書いてある。
この言葉を鵜呑みにしてただ単に天気の話ばっかりする。
どうにも会話が続かない。
「今日天気良いですね」
「そうですね」
沈黙…
調子が良いと
「今日天気良いですね」
「そうですね。明日は雨らしいですよ」
なんて話をふってくれるのだが
「へえ」
と言って会話は幕を閉じる。
天気の話題をふる。
実はその意味を理解していないと全く意味のないものになってしまう。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
天気の話をするのは返答で相手の気分を探るため
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
天気の話をするのは、そこから天気の話をしたいからではない。
天気の話をして
そこから相手の様子を伺うためだ。
「天気良いですね」
「そうですね(ぼそ)」
「どうしたんですか?元気ないですね」
「いや、ちょっと最近寝てなくて」
「何かしてるんですか?」
…
「天気悪いですよね」
「そうですね!」
「元気ですね。何か良いことありました?」
「実は…」
…
こうやって
天気の話をダシにして
その発言内容というよりも
発言している人の様子に
注目する。
そして
少しでも気分の良し悪しが見られたらそれを聞いてあげる。
そうやっていくと
会話は続くどころかどんどん相手の中へと入っていく。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
オススメの応答はむしろネガティブに
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
天気の話をしてもその答えが平たんなトーンで返ってくると困ってしまう。
そういうとき
「元気ですね」とコメントせずに
「どうしたんですか?元気ないですか?」
と応答してみる。
必ずではないが人は一般的にネガティブだ。
どこか調子悪いところはありませんか?
と聞かれるとどっかひとつは必ず見つかる。
というよりも見つけようとする。
だからどちらか分からないような様子なら
「元気ないですか?」
と聞くようにする。
一見マイナスなようだが、実は相手は楽な場合が多い。
━━━━━━━━━━
天気を入り口にする本当の意味を理解して
相手の様子をしっかりと見つめて応答する。
それだけでも会話はもっと広がり、もっと深くなって行く。
本日アップの別記事
『本当のノロマとはこの人。「いつやるか」「今じゃなくて良いでしょ」』
文末のボタンの「いいね」「RT」を押して評価します。20、できれば50を目指しています。
いつも評価ありがとうございます。