100%の力でやることは、意外と重要です。
きっと、現代の人は、あれもこれも、と悩むでしょう。
やりたいことがたくさんあるでしょう。
部活にサークルに、バイトに、友達に、遊びに。
または
数学も、英語も、理科も、社会も。
いろんなことに手を出す必要を感じるし、いろんなことに手を出したくなるでしょ。
確かに、忙しい毎日ですよね。
でもね、
僕は、人生の中で何か一つに100%を注ぎきる体験というのが必要だと思います。
100%やった人だけが手に入れるものがあります。
なんだっていいんですよ。
100%でやれば。
遊びだって、勉強だって、数学だって、部活だって、くだんないとされていることだって。
ご飯を食べることさえ惜しんでしまう。
そんな必死の時間が、大きく自分を変えます。
なんで一つのことに集中して、全力でやるといいか。
ひとつの理由は自分をよく観察できるということにあります。
何を頑張っているかによって、ひとつひとつ要求される専門性みたいなものはあるでしょうが、共通していることは、その中で頑張っている自分、必死になっている自分です。
頑張るというのは、自分との対話を伴います。
考えても分からないとき、自分だったらどんなことから解決しようとするのか、どんな解決法がベストだったかなど、必死になればなるほど、さまざまなことに直面し、解決しようとします。
でも、それは数学を頑張っているからとか、英語を頑張っているからとか、部活を頑張っているからとか、仕事を頑張っているからとかで一つ一つ違うことではないと思います。
どんなことでも、必死に問題解決しようとしている自分はいるんですから。
でも、物事を中途半端にやってしまうと、頑張らずして終えてしまい、結局壁にぶち当たった時、どんなふうに解決すればいいのか分からない。
だから、100%でやる経験というものが必要なのです。
部活を必死にやった人が勉強もできるようになったり
受験勉強を必死にやった人が仕事もできる人になったり
部活の経験が会社経営に生きたりするのはそのためです。
すべては、頑張っている自分と向き合う機会が、全力でやる中で与えられるからです。