別れるときにこぼれた本音。彼氏「かっこいい自分しかみせていなかった」
「別れよう」と切り出されてから、タクシーに乗り込むまでの恋人ではない数時間、今までには聞けなかった、話せなかった、いろいろな話をした。
ほんとうに趣味悪いことに
大切な人との別れ際の文章ってなんてキレイなんだろう、
と思ってしまう。
ああ、罵倒するがいいさ。
別れる瞬間、お互いの答え合わせがやっと始まる。
それで悲しいかな、その瞬間いちばんお互いが分かり合えた気がする。
ぼくらは「恋人」を勘違いしてしまっている。
「恋人」なんだから素の自分を見せ合っているし、見せ合うべきだと思っている。
それができないなら、嘘つきだと思ってしまう。
「嘘ついてごめん」って言う。
<目次>
- ぼくらは演じ続ける
- 大切な人を他人の目で見ていないと別れやすい
- 付き合ったからって距離はぜんぜん縮まっていない