人生かっぽ

人生かっぽ —佐藤大地ブログ

哲学、言葉、人生観、仕事、恋愛、など人生をかっぽするような物語をつむぎます。宮城県 仙台市を主な活動拠点とする佐藤大地のブログです。2014年からEvernote公式アンバサダー。大学院では政治学を研究していました。

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佐藤ノート№9 〜模試は良い子の敵?〜

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模試でいい点数を取ることに
越したことはない。

やっぱり、
模試の結果が帰ってきても
判定・点数・偏差値
はっきり数字や文字で出てくる結果を
真っ先に見てしまう。


ずっと、テストと聞くと
過敏に反応した。

予備校や高校の担任

友人

色んな人の期待を勝手に想像して
良い子の自分像が壊れないように
僕は「できるはずだから」
みっともない自分は見せないように
世間体のために
模試の「成績」にこだわった。

けれど、そういうものに目を奪われると、今できること、
今までやってきたことを見失う。
模試のための勉強をして、
学習のリズムを崩す。

二浪目にしてやっと気付いた。
模試は合格のために頑張ろう、と
そして
何度も何度も何度も
心の中で呟いた。
「まだだ」
「我慢」
「時は来る」
信じるしかなかった。
自分が「兎と亀」の亀であることを。

そんな風に割り切っても
ひどい模試の成績を見ては、
ひどくプライドは傷ついた。
模試の度、
二浪目なんだし偏差値上げたいとか、
B判定以上欲しいとか
何度も誘惑にかられた。
周りで判定が良かったり、
模試の感触が良さそうな人を見る度に
やっぱりああいう人が受かるのかな、とか
なんでお前みたいなのが去年受かってねぇんだよ
と思った。

恩師が言った。

10枚のA判定ではなく
1枚の合格通知で大学に入れる。

その当たり前の言葉が実感できたのは
秋の模試でA判定を取ったときだ。
A判定を取ろうとしたんじゃなく
ここまでやってきたら、
受験の経過の中でA判定はでるよな。
と思っていた。
感動で、鼻血は出たが。

良い子は、美しい勝利を目指しすぎる。
必要な負けというのもある。
誰に見られても構わない。
泥だらけでゴールしても
本当に欲しいモノを手に入れられればいい。

良い子の仮面は
落ちたあの日に捨てておくのだ。