「それ いらなくね?」イラつく彼の言葉が「裸の王様」の僕を実は救ってた
「それいらなくない?」と言ってくれる彼と離れたことが、ぼくの「裸の王様」の始まりでした。
「それ いらなくない?」
「いるって!いるからやってんじゃん」
ぼくがそういう反論をすると
「なんで?」
「あん? だってさ……」
ぶつくさぶつくさ……
彼とぼくはそういうやりとりをいつも繰り返していまして。
せっかくこっちが考えてきたことに対して、平気で言う。
よくケンカしていました。
だからぼくは彼があまり好きじゃなかった。
むしゃくしゃするぼくは、次第に彼に何も見せなくなって行きました。
相談しなくなって、一緒にいろんなことやろうという関係からいつの間にやら彼も離れて
あまり連絡しないようになりました。