「机上の空論」大学生の僕に先生がくれた財産は、「例えばどんな?」という言葉

めちゃくちゃな暴論と、やたらプライドの高い、困った大学生でした。ぼくは。 実際、「手を焼いた」と恩師に言われました。 ゼミの中、沈黙が走ります。 「このような法は正しくないのではないでしょうか」 とゼミ生が言って 「別に『悪法も法なり』でしょう」 声の大きなぼくの主張に、部屋が黙り込む。 「勝った」それを…