人に動いてもらう方法を学ぶ一番の方法〜5年間かけて判明したこと
僕はこの5年間ほど
人に動いてもらうための方法を考えてきました
プレゼンテーション
交渉
ファシリテーション
コピーライティング
etc
毎日毎日それ関連の書籍をあさって読み
そして実際に現場で試して。
これで行けると意気揚々と実践したにも関わらず
大失敗した日も多い。
そういう中で気付いたことは、人に動いてもらう方法を知りたいなら
単純な話、自分が動いた時にその原因を突き詰めれば良い
ということ。
自分の行動記録を逆にたどる
思わず行動してしまった瞬間
新しいことに挑んでしまった瞬間
新しい行動をした瞬間は
逆算して原因を突き詰めてそれを意図的に実践すれば良いんだ。
これは今では僕が講師を務める様々な研修でも言っていること。
「一番の勉強法は、自分にとって心地が良かったコミュニケーション方法を逆算することです」
「その理由を突き止めて、今度はそれを自分が真似をすれば
早い話、自分もそれと同じ効果を誰か別の人に与えることができます」
もちろん
そんなに簡単に上手く行くことがないときもあります。
自分が行動をとった理由が的外れである場合もあります。
この「体験から逆算して学ぶ」という方法は
他の勉強にも十分にあてはまる。
しかし、
特に「人に動いてもらう」というコミュニケーションでは
大きな効果を発揮したんです。
その理由は
コミュニケーション、そしてそれによって人が動くということが
僕が生きていく上で毎日のように周りで起こることだから。
教材が周りに溢れているんです。
人の心を揺さぶる文章とプレゼンの先生
僕は文章の書き方は
ほぼ日の糸井重里さんが書く「今日のダーリン」の書き方を真似しました。
彼の文章を読んだときに
何とも言えない爽快感と体が動く感覚があったからだ。
その感覚を覚えた瞬間に
僕は逆算してみる。
その記事を書き出してみて
「どうしてこの文章読んでこんな感覚になったんだろう?」
と考えてみる。
一つの理由は描写に見られる「イメージしやすく感情移入しやすい文章」だった。
僕はそこからできる限りその文章スタイルを真似してみた。
手応えはあった。
それからプレゼンについては
ジョブズのiphoneのプレゼンを中心に見ました。
見るとやはり面白い。買いたくなる。
そう思ったのはなぜなんだろうか?
そう思った理由は
「現状否定」「びっくりするくらい簡単な解決策の提示」「わくわくさせる形容詞」
他にもあったけど、これ。
すぐに自分が何かを提案するときに採用。
説得力と聞きやすさが全く違うと褒めてもらえるように。
━━━━━━━━━━
自分の嬉しい、悲しい、悔しい、それから自分が行動する。
そういったことにアンテナを張ってみる。
まちを歩いているとき。
仕事場で。
友達と話しているとき。
人に心地よく動いてもらうための教材は
ごろごろ周りに転がっているものですね。
人を動かすという点では次の数冊はおすすめです。
石田淳の行動科学マネジメントの書籍
人に行動してもらう方法を、行動科学という深い洞察から、しかし恐ろしいほど分かりやすく語ってくれる。ずいぶんお世話になっています。
行動科学を使ってできる人が育つ!教える技術/かんき出版
¥1,470
Amazon.co.jp
育てる技術/日経BP社
¥1,470
Amazon.co.jp
人生を変える行動科学セルフマネジメント~自分を変化させるたったひとつの方法/大和書房
¥1,470
Amazon.co.jp
影響力の武器
圧倒的な数のサンプル、実際の経験から裏付けされているので多くの実績を残し、多くの人からも指示されている一冊。影響力の武器[第二版]―なぜ、人は動かされるのか/誠信書房
¥2,940
Amazon.co.jp