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人生かっぽ —佐藤大地ブログ

哲学、言葉、人生観、仕事、恋愛、など人生をかっぽするような物語をつむぎます。宮城県 仙台市を主な活動拠点とする佐藤大地のブログです。2014年からEvernote公式アンバサダー。大学院では政治学を研究していました。

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髪を変な銀色に染めてみた 個性的になりたくて

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銀髪にしてみました。


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ってのはウソで、いやウソじゃないです。
4年前のちょうど今時期の話です。

今日はここらへんの話から、どうして今ぼくが黒髪短髪にこだわるのかって話までを、ひとつ。



あの日


今までもこのとき以外ずっとなのですが
黒髪以外にしたことなくて。
それは、自分の黒髪にプライド持ってるからなんですけど。

けど、どうにも抑えられない気持ちがついに暴れ出しやることにしました。

やるぞ!と決めると、一気に行っちゃうタイプなんです。
人生のどこかで大きなしくじりをしないように気をつけながら生きていますもうすぐ27歳


で、本当は「白っぽい金」にしたかったんです。
ただ、そこまでキレイに色を抜くのは、美容室でやるしかなく
しかも、料金もバカ高い。諭吉さんが3人くらい飛んでいく
ってことで、予定を変更して銀色に自分でやってみることにしました。
銀色を目指して。当初は。

銀に染める前も高校のときに
スキンヘッドにしたりしていて。
坊主じゃなくて、スキンヘッド。

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もう、とぅるっとぅるんだったんですよ。とぅるっとぅるん


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で、レッツ銀髪



銀にするには、ただ銀の染毛剤を買ってきてもダメです。
一度、脱色を思いっきりして金髪状態にしないと
銀色にはなりません。
しかも明るい茶色レベルでもアッシュくらいの弱い銀色にしかならないってことで
それじゃダメさと思い、もう思いっきり色抜いてやろう!と。


短い髪に、めっちゃ黒い髪なのもあって
一番色が抜けるという「ハイブリーチ」を2本使い切りました。

GATSBY (ギャツビー) EXハイブリーチ  (パウダー18g ウォーター70mL クリーム35g) (医薬部外品)

GATSBY (ギャツビー) EXハイブリーチ (パウダー18g ウォーター70mL クリーム35g) (医薬部外品)


いや、マジでこれマネしないでね。
地肌がヒリヒリするので地肌弱い人はものっすごいダメージです。
っていうか、ぼく地肌弱いんですけど。


そしたらですね、どうなるかと言うと
本当にエライコッチャくらいになりました。


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まあこれ、画像で見ると「すげえ、金色」とかなりますが
実際に見てみると 美 輪 明 宏 状態に金色、ていうか黄色なわけですよ。

もはや洗面所で大爆笑してました。ひとり。
そして直後にその滑稽さに泣きました。
大丈夫?これ間違ってないよね?って。


で、銀色注入なわけですが

GATSBY (ギャツビー) ナチュラルブリーチカラー アクアシルバー (医薬部外品) (1剤35g 2剤70mL)

GATSBY (ギャツビー) ナチュラルブリーチカラー アクアシルバー (医薬部外品) (1剤35g 2剤70mL)



染毛剤を塗って3分とか置いただけでも黒っぽくなっちゃうってくらい時間との厳しい勝負でした。



やっぱり素人がやると下手くそですね、



出来上がりの図は「美しい銀色」とは程遠い
「カビがかった灰色」
みたいになったわけですね。


IMG_0690


そんなぼくですが、家は結構こういうの寛容な家じゃなく
道理とか、マナーとか、体裁とか、そういうのは結構しっかりさせられる家でした。
末っ子なんでけっこう甘かったですけど。


そういうときに、
特に親父はブチ切れますね。


それまでも
ピアス(左耳に2個)開けたときとかも親父はかなりブチ切れてたらしく
母がなだめてたそうです。


そしてこのときも、親族のところに結構大事な用事で行くってことになり
この髪を見せたところ
「バカやろう!そんな髪じゃお前は連れていかない」
ってなりました。



もうなんだよ髪の色くらいで騒いで。おれはおれだよ。
とか思って、しばらく抵抗していたんですが
髪の色くらいで本当に大事なことダメになんのもやだなあと思い
それから「もうこの色飽きた」ってのもあり
黒くすることにしました。



ただ、問題が。



金色にするときに地肌をいじめすぎた結果
もはや染め直しの染毛剤を塗ると地肌が悲鳴をあげる状態になっちゃってまして。

こりゃいかん、と
代わりの方法を探した結果見つけたのが


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画像にある、スプレーの染め直しですね。





あの、女子高生が夏休みにアゲアゲになって髪染めて、夏休み中1日登校のときとか、面接面談のときだけカモフラージュに使うやつです。

まさかそれを、20を超えたお兄さんが使うとはな。


行く日だけスプレーして事なきを得よう作戦です。


しかし、ここで二つ目の問題です。


さきほども申しましたように、ていうかこのパッケージデザインを見れば分かりますように
このスプレーというタイプは髪の長い人が長い髪に沿ってシューってやるからうまくスプレーできるわけで、
ぼくの髪は今やおしゃれボウズレベルの短さなんですね。

根元まで隠そうとスプレーしたら、もはや地肌にスプレーしてるくらいのレベルなんです。
地肌すら黒くする流れなわけです。


こいつは神は困難を与えなすったぜ。
と思ってですね、髪だけに

特A級の難度
けん玉で言うところの「回転うぐいすの谷渡り」くらいの難度を
乗り越えねばならなくなったのです。




そしてスプレー終了

予想を裏切らず、スプレーはものの見事に地肌に縦横無尽に被弾


おでこの部分に至っては根元部分を隠さんとする懸命な努力の結果
おでこに「ごはんですよ」を貼り付けたような仕上がりになりました。



そんな出来上がりに少しばかり悦に浸る気持ちを抑えながら
我が父のもとに行き、聞きます。
「親父、こんなんでどうよ?」


久しぶりの息子との会話。
それまで親父は一瞥もせずに新聞を読んでいたわけですが
息子のその声に、やや怒りの念を内に抱えながらこちらを見上げました。

そして次の瞬間。
息子は生まれて初めてレベルの親父の笑い声を聞くのです。
やったのです。
ぼくのおでこのごはんですよが、彼の怒りを打ち砕いたのです。
和解どころかもはや感謝のレベルでした。


親父はもはや笑いで息子を見れないでいました。


そして息子は確信するのです。
父のこの笑いを生むために、自分は髪を染めたんじゃないかと。



えーっと、まあややぶっ飛ぶようですが
というか、ここまでの話は一切忘れてください

何を言いたいかと言うと
この一件あたりからやや考えていたんですが
「見た目」って大事だなと思うのです。


よく、格好とか髪型とか、そういうもので自分は測れないとか聞きますし、
かつてのぼくも思ったり、言っていました。
考えていること、やっていることを見ろよ、と。

ただ、それを優先しすぎると、もはや理解の扉を閉じられる

それを「間違っている」って力説するのは簡単なのですが
扉を閉じられてしまっていてはもとも子もありません。

ホリエモン堀江貴文さん)も
『ゼロ』の中で、帯の姿でもわかるように、ネクタイを締めたのは
面白い自分の話を聞いてもらうために、
まずは外面を整えて扉を開けてもらうため。
それが無かったから、ことさらに彼は周りからイジメられたわけで。



「佐藤くんは学生だけど曲がりなりにも仕事してるんでしょう?
 そしたら周りから自分がどう見られているかという視点も持とうよ」

学生ながらフリーで仕事をしていたぼくが
お世話になった方にズバッとそこらへんの話を言われたのは
大きな分岐点でした。

「学生だし」って言いわけは、
仕事を持つ以上、そして一緒に仕事をしたいですという気持ちがある以上
言いわけに使って良い言葉ではなく
他人からしたら関係ない

そこからです。


髪も染めませんし、一定以上長くすることもありません。
服装も街中でいつクライアントさんに会っても良いようにシャツスタイルに切り替えました。
(できる限りきちんとした人間に見せるように)
無論、ピアスをつけることもありません。

(一度実験的につけていったら「取らないと一緒に仕事しない」とまで言われました。へへ)


「学生だったんですか」
そうクライアントさんに言われたこともありました。
年齢的な意味じゃないことだけは祈ってますけども。



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見た目っていう外面は、自分の内側にあるものと、他人との接点なわけで。
人間の中身が、見えない、あるいは嘘をつかれる以上、
人間はこの見た目や行動を見て判断するしかないわけです。


誰にでもまっとうな人間に見られようなんて思いません。
そしたら八方美人になっちゃうから。


けど、
誰に見られたいか。
それは一番考えていきたいな、と。

実際、ピアスなんてのは、その例で
この『中身が大事だろ、の嘘』で書きましたがピアスをつけると喜んで付き合ってくれる人たちも世の中にいるのです。


周りのひとってかなり勝手で
見た目でなんとなく「優等生」って判断して、「面白みないんだよな」って言うくせに
見た目をハッチャけさせると「劣等生」のレッテル貼って、話も右から左に流すもんです。
けど、やっぱりその窮屈な評価の中で、「面白い!」と言わせることは不可能じゃないので、
それなら見た目で油断させといて仲良くなったらぶっちゃけたりハッチャケてやろうってのが、
ぼくの作戦で、今のところそれはかなりうまくいっています。


と、いうことで、
一度スキンヘッドにするのは、これから夏を迎えるこの時期に涼しげでオススメです。

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