言葉が出てこない
ことば
が、なんだか最近はあんまり出てこなくって、ネタ帳に書くネタはたまっているんだけれど、なかなかにブログを書けないし、ブログだけじゃなくて他のことでもうまく言葉がかたちにならぬ日が続く。
いつもは抑えないといけないくらいわんさか出てくるのに、こうなってくるとわちゃわちゃわめいても、なかなか出てくる気配がない。
頭の中がしんとしている。
こういうときはうっすらとした危険信号だから、しんとした空間に身を置いて、じぶんとしてのリラックスできる飲み物やら食べ物やら読み物やらをゆったりとめぐっていくに限る。ということは、26歳あたりにやっとわかったことだ。
ドキドキしたり焦ったりして待つのではなくて、ゆったりと待ってみる。
そうすると待つ時間がどことなく前向きになったりする。
熟柿主義
という言葉があることを、柳田邦男の著書『言葉が立ち上がるとき』という本を読んでいるときに知った。
熟した柿が落ちてくるのを待つように、良い頃合いになるころを待つ考え方をいうらしい。
素敵な表現だと思う。
柿が熟していく。
「きっと今こうしている間にも熟しているんだろうな」とあれこれ考えすぎるとドキドキして眠れなくなるから、
「いつ落ちてくるんだろうなあ」なんてのんきに縁側でお茶でもしながらちょいちょい柿のことを忘れたほうがあんばいが良いのだと思う。
何かを待っていることすら忘れるほどそのときはそのときでのん気に楽しみながら、落ちてきたら儲けもん、っていう人生を歩みたいなあって思ふ。
から、最近食っておいしかったもんでも貼っておこう。
人生をかっぽしよう