人生かっぽ

人生かっぽ —佐藤大地ブログ

哲学、言葉、人生観、仕事、恋愛、など人生をかっぽするような物語をつむぎます。宮城県 仙台市を主な活動拠点とする佐藤大地のブログです。2014年からEvernote公式アンバサダー。大学院では政治学を研究していました。

MENU

女性用AVに教えられる心地よい関係作りで大切なこと

follow us in feedly

前に女友達と話していたときに
「男性用AVを見てビックリした」
と言われたことがあります。

「男の人って、ああいうのを本当に求めていることなの?」と。
そして
「ああいう求めに応じたほうがいいのかなあ」とも


恋愛相談をしていると、
男女のセックスについての話はどうしても出てくる話題。


男性と女性のセックス観でズレているのは
コミュニケーションという視点だと思うんです。

APPLES
APPLES / chelle_1278


女性用AVの出現

apple picking 3
apple picking 3 / ndrwfgg

「なんだか、してても全くこっちは気持ちが良くない」
「男性はどんなこと考えてやってるの?」
そんな話はちらほらとしています。
やっぱりセックスについての悩みは女性のほうが多いです。
男性は、やり方とか自分が童貞であることとか、
自分に興味はあるけど
相手がどう思ってるんだろう
っていう質問は出るのが珍しいほう。



最近こういう面白い記事を読みました。

女性向けAVの撮影現場を取材。男目線だけの「エロ」終了のお知らせ - withnews(ウィズニュース)



女性用のAVが男性用と比べて
どんなことを大事にして
どんな風に作りこまれているか。
そこの点についてしっかり取材して書かれています。


女性用AV」というものがかたちとして出てきたのは
本当に最近のことで、しかも売り上げは伸びているそうです。



ぼくは女性用AVはだいぶ前から関心を持って見てました。

そして、その中にある
セックスに求めることの男女の違い
が表された描写に、
とても大事なことが隠れている気がします。


女性用AVは「誰とどういう状況でするのか」が大切

Apple selection
Apple selection / richard_north


で、女性用AVを見ていて一番ビックリするのは
記事にもありますが、男性のAVとつくりが全然違うということです。
女性は徹底的に
「誰とどのようにするのか」
ということが大事になっていることです。


例えば、
女性用AVでは、行為に及ぶ前に膨大なドラマのようなシーンがあります。
男性と女性がケンカしたり、
最初は好きじゃなかったけど、だんだん気になっていく…
みたいな気持ちの動きがかなり繊細にしっかり描かれている。
彼と彼女がどんな関係性を作り上げてきて、
そして今どんな気持ちで行為に及んでいるかってことが、
とても大事にされていることが分かります。

男性用と大きく違うと感じたのは、そこに至るまでのストーリーです。男性向けならカットされがちな、「出会いのエピソード」や「互いの戸惑い」も描写されています。

 SEXにおける二人のコミュニケーションも重要な要素。女性が戸惑っている時には褒めて安心させたり、無理強いせず「大丈夫?」と確認したり。とにかく男性が女性を大切に思っていることが丁寧に描かれます。

女性向けAVの撮影現場を取材。男目線だけの「エロ」終了のお知らせ - withnews(ウィズニュース)より


一方で男性用AVは、
男優と女優が出てきて、すぐ始めるパターンが多い。
たまに最初女性が喋るシーンがあったりしますが
そこに男性の姿はなくて(あるいは男性はカメラで撮っている人で)
彼と彼女の関係性ってのはあまり大事にされていません。
可愛いコが出ていれば、OK。


あとは、カメラのアングルにも
男性用と女性用の違いは出ていて


女性用のものは
ものっすごい引きで撮ったりするんですよ。
挿入時にもかかわらず、
部屋全体撮ってんじゃねえの?
ってくらい引いて撮る。


普通、男性用では挿入時って
そんなに引いて撮らないんですね。
なんでかって、視聴者である男性が
自分が本当にしているかのごとく
見られるようにするため。



それから最後の大きな違いは
女性用には前戯・後戯のシーンが長く確保されていること。
つまり、挿入する前の段階ですね。

男性用と比較すると、
早く始めろよって思うくらい、
長く身体を触りあったりする。
あと終わってからもなかなかに長い。
男性はバッとやってブシャッとかけて終わりなのに。


スポンサードリンク



このように、
男性と女性の関係性や
全体の雰囲気や
身体的な触れ合い
などを大事にすることから


女性にとってセックスってのは
「私とあなた」の身体のコミュニケーション
なのだなあと感じさせます。


そしてそれは、男性用AVだけを見ていたら
かなり勘違いしたまま
コミュニケーションしていることになる。


Hand in hand
Hand in hand / Unlisted Sightings



ぼくがセックスについて大きく考えるきっかけになったのは
大学1年生のときに、

女医が教える 本当に気持ちのいいセックス
宋 美玄
ブックマン社
売り上げランキング: 1,279
Amazonbutton

という本を読んだことでした。


最初は、ちょっと(いやだいぶ)エロ目線
その本を読んだのですが
結果的には
「セックスはコミュニケーションなんだな」
と考える結果になりました。


この本の中にも
長く良い関係を過ごしていくには
お互いに心地の良いポイントはどこなのか
コミュニケーションをとりながら関係づくりをしよう
という内容が書かれています。


それって
普段のコミュニケーションでも
同じことが言えるんじゃないでしょうか。


自分だけが心地よいことをせずに、
相手とコミュニケーションをとりながら
お互いに心地の良さを探していく。
そうすることで、
どっちかが我慢しっぱなしで
悩むこともなくなるんでしょう。


ちなみに、「セックスボランティア」を見ることでも
「性って何だろう?」「性欲って何だろう?」と考えさせられます。

copy.hatenablog.com

この記事を読んだひとはこちらも気に入っていただけるはず
・『カラダから始まった恋人関係は、ダメなんですか。 - 人生かっぽ —佐藤大地ブログ
・『別れぎわ、これが一番卑怯で一番やさしい女性の言葉 - 人生かっぽ —佐藤大地ブログ

人生を、かっぽしよう

女医が教える 本当に気持ちのいいセックス
宋 美玄
ブックマン社
売り上げランキング: 1,279
Amazonbutton