どうしてSMAPが謝罪しないといけないの?思い出したのはプロ野球の「あの事件」
違和感しかなかった。
2016年1月18日のSMAPがスマスマでおこなった謝罪会見を見て。
見てから1時間ほど、ずっとぐねぐねと絡み合った気持ち悪さを解きほぐすために考えていたわけであります。
そしたら、少しずつ分かってきたことがあった。
ぼくはSMAPの大ファンということでもない。
けれども、この数日間、Twitterのタイムラインを見てどれだけファンが不安で心痛を抱えているかを見て、ぼくのほうにも伝染していた。
ぼくがこれなんだから、日本全国これだろう。SMAPすごい。
昨日の謝罪会見全文は日刊スポーツに全文書き起こしにある。
これを見て、ああ、解散しないんだなあ。前を見て進むんだなあとちょっとだけの安心感を持って、そのまんまの勢いでしばらく見なくなっていたスマスマを全部見てしまった。
うん、スマスマ、ずっと見ていた頃よりもやっぱり面白くなかったんだけど。
それはさておき。
1時間ほど考えていて、ふっとぐねぐねしていたものが解きほぐれ始める。
「なんでSMAPが謝罪しないといけないの?」
この連日の報道のなかで、最初は「SMAPジャニーズから独立」という話題が「木村が残留」という内容に切り替わり、「SMAP解散」という問題から、「どうしてそんなことになってしまったのか」という報道に切り替わり、「どうやらメリー副社長&ジュリー側 vs 飯島マネージャーの確執が表面化したものらしい」ということになり、いつのまにか「SMAPの誰が悪いんだ」という問題に切り替わってしまう感じがした。
で、昨日の謝罪番組。
なわけですけど。
でもですよ、どうして今回の事務所内部の問題でSMAPが謝んないといけないのかっていう。そしてどうして彼らがファンに謝んないといけないのかっていう。
SMAPは舞台に立ってパフォーマンスする「パフォーマー」なわけであって、サッカーで言えば選手なわけであって、バンドでいうところの演奏するものたちであって、笑点でいうところのこん平なわけであって。
事務所の話なんていうのはマネージャーやら社長などの経営側の責任でしょう、と。
そこで起きた問題なんだから、SMAPではなくて事務所側がきちっと対応して沈静化することが大事で。謝罪も事務所がまず真っ先に行うべきで。
パフォーマーがやるべきことはパフォーマンスで、評価されるならそのパフォーマンスにされるべきこと。
2004年、大阪近鉄バファローズは親会社の財務状況が厳しくなったことを理由にオリックス・ブルーウェーブとの合併を発表して起きた、プロ野球再編問題。
この経営側の問題の不満で選手側が試合をストライキする。
あのときも幼心になんだかグネグネした気持ちを抱えていて、あるはずの試合がない。それはなんだかよく分からない裏側に問題があるみたいだなんてことを感じていた。
そしてその批判やら罵倒やらの矛先に(全てじゃないけど)試合をしない選手がいた。
本当は裏側の問題なんだから裏側の人間たちが「ぐだぐだしちゃってごめんなさい」と言わないといけないんじゃないのかなと。
話をSMAPに戻すと、
今回の独立やら解散やらのSMAPそのものの運営で起きてきた問題にはジャニーズ事務所が(SMAPと一緒でもいいけど)まず謝るべきだと思うんです。
SMAPが謝るんならパフォーマンスのほう、つまりすっかりつまんなくなってしまったスマスマのほうを謝るべきで。まあいいんだけど。ぼくはキムタクがPちゃんとかやってたのが好きだったんだけど。まあいいんだけど。
というわけで、本当は今回まっさきに謝るべきは事務所側の人間たちおよび、マネージャーのほうであるよ、と。
だってこの人らのせいで、ファンたちが夜も寝られぬほど不安がってたんですよ?
ましてやこのファンらってあなたらの生活応援してくれてる人らっすよ?
ぼくみたいな問題に群がるガヤじゃないわけで。
それを、ファンと事務所の接点にパフォーマーであるSMAPを立たせて、SMAPが悪者だとか、SMAPのなかに悪者がいるだとか、そういうのって卑怯なんじゃないのって思いました。
つまり「出てこいやっ!」ってことです。
ささくれだった記事を書いたときはパンを貼るといいらしいんで、パン貼っておきます。
塩バターパンです。
人生を、かっぽしよう
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